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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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さて、3月1日のNHKクローズアップ現代の「寺離れを止めろ」

について、論考してきたのですが、もう一件、付け加えます。

それは、「じゃあ、ご門徒は、どうすればよいのか」です。

寺の観点からばかり、論じてきましたが、

忘れてはならないのは、

如来聖人より、

「間違いなく、お浄土へ、導きなさいよ」と

お預かりしているご門徒の皆さんのことです。

仏教は尊いと思う、だから教えも勉強したい。

だけど、寺に行っても聞かせてもらえない。

あるのは、世間話か、新聞の切り抜き話、くだらない笑い話か。


大阪のある奥さんが、月参りに来た住職に

「正信偈の意味を聞かせてください」とたのんだら、

「別に、知らなくてもいいですよ」と答えたそうです。

「それじゃ、もう来てもらわなくて、けっこうです。

 私は、正信偈の意味を教えてくださる勉強会に

 行くことにしましたから」と言ったところ、

住職は、青ざめて帰っていったそうです。

これでは、「住職に良いイメージはない・・・90%」

という数字も、納得です。

本来の使命を果たしていないのですから。


ではご門徒の皆さんは、どこへ行けばよいのか。

今更、法華や、オウムや、幸福の科学など、邪教に行く気はないし、

他宗に移る気持ちもない。

そもそも、親鸞聖人は尊崇しているし、教えも学びたい。

「どこに行ったら、親鸞聖人の正しい教えを聞けるのですか?」

この問いを、真宗界全体が、突きつけられているのです。

伝える私たちの責任は、重大です。

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最後、三つ目に指摘しておかねばならない点、

それは、番組の中で、上田氏も繰り返していたことですが、

仏教の本来の使命は何か。

それが、現在の寺の関係者には、分かっていないのではないか。

墓を維持し、寺を経営していくことか。

寺と一般人との接点は、墓なのか。

人々の苦しみを救うのが、仏教の問題のはず。

かつて親鸞聖人は、町へ飛び出し、人々に教えを説いて回った。

それが、寺にデンと構え、江戸時代以来の檀家制度に守られ、

さしたる布教をしなくても、門徒、檀家は減らないのだ。

これでは、楽ばかりするようになり、結局は寺がやっていけなく

なるところまで、追い詰められるのです。

番組の最後には、「行動をおこし始めた僧侶がいる」といって、

大阪と、茨城の例を挙げていました。しかしその内実は、何の

ことはない、いわゆる「苦しみ悩む人の声に、耳を傾け、共感

する」のであり、あくまで一時的な、苦しみ悩みのゴマカシ方にすぎません。

なぜ、仏教本来のすがたに立ち返り、祖師にしたがうことができないのか。

今からでも遅くありません。力を合わせて、親鸞聖人の本当の教えを、

明らかにして、いきましょう。
第二のポイントは、NHKもタイトルに掲げたとおり、

今回の問題は「寺離れ」であって、「仏教離れ」ということ

ではない点です。

◆仏教に良いイメージを持つ人 実に9割。

 だから、仏教の書籍が、今でも売れ続けているし、

 市民講座などでも、「歎異抄」「仏教入門」などは、

かなりの人気講座になっています。

 仏教には、何か尊い、大切なことが教えられているのでは

なかろうか、そう思っている人が、ほとんどなのである。

◆しかし、寺に良いイメージを持つ人は25%しかなく、

僧侶に対しては、たったの10%しか、良いイメージを

持たないのが、現代の日本人ということです。

 つまりは、仏教は聞きたいが、今の寺に対しては不満が

あるし、僧侶からは聞きたくない、僧侶は信用できない、

と思っているという点に、注目しなければなりません。

◆一方で、寺ではないし、いわゆる僧侶ではないけれども、

親鸞聖人の教えを正確に、無我に相承している集まりには

教えを聞きたいと、たくさんの人が押し寄せている。なぜ

そうなるのか、仏教本来の果たすべき使命を、よく自覚し

てほしい。

 こういうことまで、東工大の准教授に言いたい放題

言われてしまい、後半では、動き始めた僧侶を数人紹介し、

バランスをとろうとしたのは、さすがNHKですが、

しかし、全体としての印象は、「寺がどんどん崩落していく」

というメッセージが残りました。
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