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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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仏教青年連盟の、中央研修会というのだから、さぞや仏法を学び、
どうやって若者に伝えていこうか、というテーマで、真剣な討議
が行われているのでは、と思いますが、実際は、こんなものです。

仏教青年連盟 中央研修会の報告記事

そりゃ、人間関係に悩むのは、誰しもあることで、どうやって、
人と仲良くなり、信頼関係を築いていくかは、大事なことです。

ですが、それは、仏教青年連盟中央研修会で、やらねばならぬ
ことでしょうか。
ただでさえ、若い人々に、法が伝えられていない、本山成人式
の参加人数は、激減し、帰敬式も受ける人となると、全国でも
二十数人、という惨憺たる状況ではないですか。

仏青として、もっともっと論じあわねばならぬことは、山ほど
あるはずです。
原点が、忘れられていませんか!
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今年1月の中外日報に、ヨーロッパで、英訳の『歎異抄』に
驚嘆し、親鸞学徒になった哲学者の話が紹介されていました。
前の光照門主の尽力もあったので、というような記事でした。

英訳の『歎異抄』といえば、何と言っても、20世紀最大の
哲学者といわれた、ハイデガーが、やはり驚嘆して、老後の
日記に書き残していました。
そのことが、昭和38年の中外日報にも紹介されていたこと
を、東京にいる友人が、国立国会図書館を調べて、見つけて
くれました。

どんなことを言い残したか、ハイデガーの言葉が、動画で紹介
されていましたので、貼り付けておきます。

ハイデガー
1月10日、中外日報の冒頭に掲載された、コラムが注目されている。

教団仏教の崩壊と再生
      武蔵野大学教授  山崎龍明

 今、私たち仏法者は厳しい立場に立たされています。寺檀制度の上に
安坐していたその負の面が押し出されてきたような感じです。寺檀制度
が実質的に崩壊しつつあり、寺院生活仏教が危殆にさらされています。
(中略)
 今、時代社会の中で仏教は存在の意義を失ったといわれます。そうで
しょうか。そうではなく、私たちが寺院生活仏教に埋没し、教団もまた
制度疲労をおこし、宗政に参加する人々もポスト、利権に目を奪われる
という現実が仏法から人々を遠ざけてしまったのです。
(中略)
 仏法の衰退ではなく、われわれ仏法者における仏法の喪失が今、問わ
れているのではないでしょうか」

まことに宗門の現状を鋭く指摘した一文でしょう。

 ・本願寺は危機にある
 ・宗政関係者は、地位や利権に目を奪われている
 ・僧侶に仏法がなくなっている
 ・そんな現状が、大衆を本願寺から遠ざけてしまった

ならば、宗門再生の第一歩は、いずこにありや、明白でしょう。
「まず僧侶が、自らに、そして人々に、
    親鸞聖人の教えを徹底する」
これ以外にありません。

 ただ、山崎氏の正鵠を得た指摘に、はたして、真摯に耳を傾ける
僧侶が、どれほどあるでしょうか。
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