靖国参拝に抗議声明 当然です！

　真宗教団連合は、政府に対し、首相や閣僚が、靖国神社に
参拝することに抗議する声明文を、提出しました。
　政府も、官房副長官が対応し、受け取りはしたものの、まあ
実態は、何も変わらないでしょう。

　しかし、変わらないだろうからと、何も行動を起こさない
ようであってはならないと思います。
　なぜなら、親鸞聖人は、釈尊一代の教えの結論たる「一向専念
無量寿仏」を、身命を賭して叫び続けられたからです。私たち
仏法者が命かけてまもらねばならないのは、これ一つです。
　歴代の善知識がたも、これ一つに徹してこられたのです。

　ところが、昭和初期のある時期、軍部の圧力に屈して宗祖の
ご教導を踏みにじり、教行信証の一文を削り取り、門主自らが
神社に参拝して、一向専念をねじ曲げたところから、現在の、
「長期低落傾向」が始まっているのです。
　理由は明白です。
　真宗が、真宗であることを、捨てたからです。

　以後は、真宗ならざる偽真宗となり、歌と踊りと福祉事業、
慈善団体になってしまった。最近の本願寺新報をご覧ください。
１面で「説法」の写真も、「聞法」の写真もなく、タマネギ掘り
やら、コンサート、盆踊りばかり。
　真宗が、真宗であることを捨てたら、寺はただの集会所です。
住職は、その管理人にすぎません。
　真宗は、真宗たることに、立ち返ろうではありませんか。

　ならばこそ、効果がどれだけあるかはわからなくとも、靖国
への閣僚参拝に「断固抗議！」は、大切なのです。

キャラクターグッズ販売はなんともはや

　８月１日号の本願寺新報でも、同様の記事が載っていてうんざり
なのですが、アニメＤＶＤ「親鸞さま」にあわせて、さまざまな
キャラクターグッズが販売されていますよね。
　誰の発案か知りませんが、商売っ気丸出しで、なんかイヤーな
感じがしませんか。そんなことに、力を入れなきゃならんほど経済
が逼迫している、ということでしょうか？

　「いや、力入れているつもりはないが」といわれるかも知れませ
んが、「アニメ映画の上映会をしました」「観て、勉強になりまし
た」「多くの人に観てもらいたい」というような、聞法、伝道の記
事がまったく載らないのに、「グッズ販売中！」の記事は繰り返し
載っているのですから、「どこに力が入っているか」は明白です。

　道心の中に衣食あり
　衣食の中に道心なし

　力を入れるところを、間違えてはならないでしょう。

映像利用のこんな方法も

教学伝道センターの記事です

　これはなかなかおもしろい記事です。
　元布教研究専従職員の阪本尚樹氏が、プレゼンソフトを活用しての
布教方法を提案しておられます。
　文明の利器を、こういうときにこそ、活用したいですね。
　なお、文中、「パワーポイント」というのは、マイクロソフトから
販売されている、プレゼンテーション用のソフトの名前です。
　ちょっと高額で、という方には、オープンオフィスという、無料の
ビジネスソフト群もありますので、こちらの中の「インプレス」とい
うソフトを使えば、パワーポイントとほぼ同じ機能が使えます。

　オープンオフィスのダウンロードはこちらから。どうぞ。

オープンオフィス日本語プロジェクトのサイトです