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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 8月1日号の本願寺新報は、お盆の特集で、巻頭から、アニメDVD
「親鸞さま」の紹介がありました。
 長々と紹介されていた割には、「たのむ一念のところ、肝要なり」と
いわれる、弥陀たのむ一念、聖人が平生業成の弥陀の救済にあわれたと
ころは、まったく何も触れられていない。
 そのほかの、いかなるご苦労が描かれていようとも、肝要が抜けてい
ては、まさに画竜点睛を欠く、とはこのことです。
 いや、アニメ映画では、そこまで描けなかったというのなら、せめて
こういう解説記事を載せるときに、そこを詳説しておかねば、こういう
特集を載せた意味もないでしょう。編集部さん。

 さらに、情けないのは、こんなにも力を入れて紹介し、すすめている
のに、そのアニメDVDを「みんなで観ました」とか「上映会で勉強し
ました」という記事が、まったく見られないのは、どういうことか。
 作った、販売した、儲かった、まさか、それで終わりではないでしょ
うね。あくまで聖人の教えをお伝えする機縁とするものであって、上映
されていない、のでは、何をかいわんや、です。

 「いや、上映はしている。記事を載せるチャンスがなかっただけ」と
いうのなら、こういうアニメ特集のときにこそ、「上映しました!」と
いう記事を集中的に載せるべきではないでしょうか。

 多額の浄財を費やして、何のために制作したのか。
 はなはだ疑問であります。
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 毎日新聞の報道によると、文部科学省が、教育委員会を相手に
新しい学習指導要領の説明会をした際に、「学校行事の一環とし
て靖国神社を訪問してもよい」とする、政府答弁書を配布してい
たことが分かり、全日本教職員組合が、抗議をしたとのことです。

 誰も見ていないと思って、文部科学省の役人が、こんなことを
やっていたのかと思うと、憤慨を禁じえません。
 国家神道として、全国民に神信心を強要し、悲惨な戦争に向か
わせた大罪を、私たちは未だ忘れてはいません。
 もちろん、軍部の強制に屈して、神社参拝を行った当時の宗門
幹部の謗法の重罪も、断じて許すことはできません。

 今回は、全教が騒いでくれたことで、問題が表面化しましたが、
明らかになった以上は、真宗界として、決して看過できぬ所業だ
と思います。
 諸氏のお考えは、いかがでしょうか。
 7月下旬に行われた、夏の安居でしたが、その中で、自殺で家族を
亡くした人、いわゆる自死遺族の皆さんに、どう言葉をかけていくべ
きか、激論がありました。

安居のようすはこちらのブログで写真をどうぞ!

 言葉だけの慰めでは通じないし、黙っているわけにもいかない、
住職にとっては日常茶飯事になてしまっている、などなど議論百出
して、結論らしい結論には、至りませんでした。

 私は、どうしても分からない。なぜ「宗祖親鸞聖人の教えを徹底
しましょう」という意見が出てこないのか。これ一つに徹していけ
ば、必ず道が開ける!と、なぜ誰一人として、自信もって断言でき
ないのは、情けないとさえ言いたくなります。

「夢の世を あだにはかなき 世と知れと
        教えてかえる 子は知識なり」

と詠んだ古人もありました。
 身内の無常を縁として、「呼吸の頃、即ち来生なり」の現実を知り、
「弥陀弘誓のふねのみぞ 乗せて必ずわたしける」真実を明らかに
して、「こころは浄土にあそぶなり」の世界に、一日も早く出させて
頂きましょうと、御門徒にお話しする機縁とさせていただきたいと
思います。
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64
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男性
誕生日:
1960/10/31
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