アマゾンでは在庫切れ！中古もなし！

アニメ念仏物語「親鸞さま」ねがい、そして、ひかり
はたして、売れているのか、どうか、いや、見られているのか、どうか。

検索したらすぐ分かることですが、アマゾンでは、「在庫切れ」と出る。
売れ筋商品なら、２４時間以内発送とか、１～２日以内とか、出るもの。
「在庫切れ」とは、情けない、というか、そうりゃ、そうだろうなあ。

　もうひとつ、中古で、出ているか、どうか。
　実は、ほんとの売れ筋商品になると、本来、その商品に関心のなかった
人たちまで、買ってしまうことがある。そのため、販売された中の何割か
は必ず、中古市場に回ってくるのだ。
　今回は、しかし、「親鸞さま」の中古も、出ていない。

　さらには、紀伊国屋書店での販売について。
　「親鸞さま」告知のＨＰでも、バナー付で「紀伊國屋書店で扱って
いますよ、と宣伝されている。
　そうか、天下の紀伊國屋が独占的に扱ってくれているのか、と思い
きや、先日、別のあるチェーン書店でも、発見した。何のことはない、
紀伊國屋以外でも、扱っているのだ。
　かくして、「ねがい、そして、ひかり」は、誰も見ぬまま、書棚の
奥にしまいこまれてしまう、という末路か。
　ここにも、また、浄財の無駄使い、である。

さびれゆく「詰所」

　かつては数十軒が立ち並んだ、各県の詰所といわれる宿舎ですが、
次々と閉鎖されている。
　先日も、北陸のあるテレビで、特番が流されていた。
　その古いスタイルが、新しい旅のニーズに合わなくなっているから
という原因分析がなされていましたが、果たしてそうか？

　新しいスタイルにしたはずの、西本願寺聞法会館でも、なかなか
部屋が埋まらず、８月も「国宝を訪ねて」というキャンペーンを
はっているが、「予約状況」でお分かりのとおり、８月５日以降、
ガラガラだ。
　
　番組では、｢日帰りが増えたから」とも分析しているが、そもそも
本山へ参拝する人が、減っているから、これが根本原因だ。ただし、
地方の一放送局が、全国規模の教団の、そこまで踏み込んでの分析は
おそろしくてできなかったのだろうが、ただ、その番組でも、隅々を
よく観察すると、そのことを暗示するコメントが、随所に織り込まれ
ている。
「隠すより現るるなり」とは、よく言ったもの。

　本山では、現状と、その原因を、よく分析されたし。

じゃあ「十八願の信心」頂けなければどうなるの？

「みほとけとともに～西本願寺の時間」の中で、福島県本光寺の
住職で、本願寺派布教使の沖井智子氏「親不知」の話には、ほと
ほと、あきれる。
　沖井さんに、ではない。どういうことか。

　親不知を抜いて、痛みが出て、という、どーでもイイ話は省略
して、最後のほうで、「邪見驕（ホントはリッシンベンの字）慢
の者は、悪衆生なんです。こんな心を持っている者は、第十八願
の信心をいただくことは甚だ難しいと厳しく戒められている」と
の話であった。

「真実の信心をえたる人のみ、本願の実報土によく入ると知るべし」
「涅槃の真因は唯信心をもってす」
親鸞聖人は、十八願の信心を獲なければ、絶対に報土往生はでき
ないと仰せである。
　その十八願の信心を獲ることが、はなはだ難しいとなれば、では
報土往生も、難しいということになる。
　
　いっぽうで、これまでのこのラジオ法話（法話といえるほどの
ものでもないが）では、「死ねば誰でも極楽へ往ける」と繰り返
し言ってきている。それじゃ、十八願の信心も、カンタンお手軽
にいただけることになってしまう。
　これではいけない、ホントの親鸞聖人の教えを伝えなければな
らない。
　そういう義憤にかられ、せっかく、
「信楽受持甚以難　難中之難無過斯」という親鸞聖人のお言葉を
出して、親鸞聖人の教えの核心に迫ろうとしている話なのに、
沖井さんの原稿を監督し、指導する上層部は、またしても、最後、
「そんな私たちに、阿弥陀様がついていてくださる」と、その場
をごまかす話で、しめくくった。そんな原稿に変更させた上層部
の、腐れように、あきれる、と冒頭に書いたのである。

　親鸞聖人のお言葉を、そのまま、手垢をつけずに、正確になぜ
伝えないのか。若い布教使たちが、やろうとすると、それを邪魔
までするのはなぜなのか。
　これまで、「誰でも、死ねば極楽だ」と言ってきて自分たちの
誤りを隠すために、「真実信心を獲た人しか、極楽へは往けない」
という、沖井さんが明らかにしようとした真実の教えを、敢えて
隠蔽したのだ。
　自己の保身のため、若き純粋な布教使の熱情を、つぶす。
　ほんと、どうにもならぬところまで、腐っている。

　これまで言ってきたことは、間違っていました。ほんとはこう
なのです、と、素直に非を認め、真実を明らかにしたらどうか！
　そうではありませんか。本派の、情熱に燃える若き布教使諸君。