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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 先にこのブログで紹介した大先輩の証言にもありましたが、本山では
総御堂は、法要などには使うが、布教はさせない!という不文律
があります。再三、「布教大会を開かせてほしい」との要望にも、ガン
として耳を傾けなかったのでした。

 それは、現代でも変わらないようです。
 本山のHPにも出ていますが、今年の宗祖降誕会の行事では、総御堂
では、法要と、音楽法要が行われ、布教は「総御堂前で白洲布教」だと
いうことです。

 「聴聞に極まる」教えであり、最優先さるべき「布教」「聞法」が、
御堂からはじき出されて、白洲でなされなければならないのですか。
 それも、音楽法要なんかは、御堂でやるくせに、です。
 吉村隆真師のような熱気あふれる布教使諸師に、大いに熱弁をふるって
ほしいと、私などは願うのですが、どうしたもんでしょうねえ。
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 大谷光淳新門が、東京に来られたことを歓迎し、首都圏開教に一段と
がんばろう、ということで、4月末に歓迎会がありました。

 新門からは、
「寺院が、本来の使命に立ち戻らねばならない」
との発言があり、参加者一同も、背筋がピンと伸びたようでした。

 ということは、裏を返せば、現在の浄土真宗の寺院は、本来のあるべき
姿になっていない、というキビシイご指摘なのでした。

「現代の人が、仏教や、寺院に対して、誤解しているのでは」
とのお言葉もありましたが、それはとりもなおさず、誤解されるような
言動を日々しているからであって、誤解している大衆が悪いのではなく、
伝えるべきことを伝えていない、果たすべき使命を果たしていない、寺院
そのものに責任があるのであって、ならばこそ、
「寺院が本来の使命に立ち戻らねばならない」
のお言葉は、重大な意味を持ってくるのです。

 特に首都圏は、先の輪番の脱線が度を越していて、トンでもない状況に
なってしまってますので、新門もたまりかねてのお言葉なのでしょう。
 楽しいはずの歓迎会が、何となく悲壮な出陣式、という感じになって
しまったようです。
 でも、本来、宗門は、そういう危機感を、常に持たねばならないのでは
ないでしょうか。
 全国仏教婦人総連盟の集まりで、今年11月の研修会に「45歳以下」
という制限があることが問題になりました。

「45歳以下の若い人は、子育て世代で、研修に集まれない」
「仏婦のメンバーは、50代以上が多いので、枠を広げてほしい」
「そもそも、45歳以下のメンバーが、いない!」
などなど。

 特に最後の意見は、切実のようで、仏婦そのものが、後継者不在で、
存続の危機に立たされているのでした。
 機関誌の部数が減っているのは、すでに問題になっていましたが、
若い人がいない!ということも、いやはや、頭の痛い問題です。
 続々若い人が結集している、北陸の某団体の例もあるのですが・・。
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1960/10/31
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