世界の光・親鸞聖人の教えを世界に!
夢は大きく、現状には厳しい目を!
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宗祖親鸞聖人が、35歳の御時、越後に流刑にあわれた
承元の法難から、今年でちょうど800年となりました。
同時に、恩師・法然上人も、四国の土佐に流刑にあわれ、
吉水の法友四人も死刑になり、浄土門は解散、一向専念
無量寿仏の布教は禁止、歴史上有名な宗教弾圧でした。
本派では、9月26日、教学伝道センター主催で、龍谷
大学大宮学舎本館で、法難についての特別講演会を開きま
した。
年内にあと2回開かれる予定ですが、まずこの日には、
勧学の梯實円氏の講義がありました。(円は、ほんとは
旧字体のほうです)
中外日報では、法難の原因について「宗祖は思想弾圧
だったと記されている。この視点を大切にすべき」と述べ
たと書かれています。
では、どういう思想弾圧だったかという点については、
「聖道門の念仏は、論功行賞モデル。
浄土門の念仏は、医療モデルの念仏。
本来の医療は、患者すべてに平等、身分等で治療に差別
などしない」
と、分かりやすく説いた、と中外は書いています。
これ、分かりやすいですか???
この念仏思想から、どうして、権力者による死刑、流刑
という弾圧が出てくるのでしょうか。
これじゃ、さっぱり分かりません。
聖道門の連中が腹を立てた理由にはなっても、権力者の
激怒には、ただちに直結しないからです。
この場合、ときの主上・臣下が、何に激怒し、弾圧に
踏み切ったかを、そこが明確になっていません。
次回は、11月7日と、12月18日、講師も変わりま
すので、この問題については、結局解き明かされないまま
になりそうで、残念です。
なお、この件については、アノOVA「親鸞聖人」全集
の第3巻に、出てくるようです。気になる方は、こちらで
どうぞ。
親鸞聖人フォーラム(「アニメ全集の紹介」へ進んでください)
承元の法難から、今年でちょうど800年となりました。
同時に、恩師・法然上人も、四国の土佐に流刑にあわれ、
吉水の法友四人も死刑になり、浄土門は解散、一向専念
無量寿仏の布教は禁止、歴史上有名な宗教弾圧でした。
本派では、9月26日、教学伝道センター主催で、龍谷
大学大宮学舎本館で、法難についての特別講演会を開きま
した。
年内にあと2回開かれる予定ですが、まずこの日には、
勧学の梯實円氏の講義がありました。(円は、ほんとは
旧字体のほうです)
中外日報では、法難の原因について「宗祖は思想弾圧
だったと記されている。この視点を大切にすべき」と述べ
たと書かれています。
では、どういう思想弾圧だったかという点については、
「聖道門の念仏は、論功行賞モデル。
浄土門の念仏は、医療モデルの念仏。
本来の医療は、患者すべてに平等、身分等で治療に差別
などしない」
と、分かりやすく説いた、と中外は書いています。
これ、分かりやすいですか???
この念仏思想から、どうして、権力者による死刑、流刑
という弾圧が出てくるのでしょうか。
これじゃ、さっぱり分かりません。
聖道門の連中が腹を立てた理由にはなっても、権力者の
激怒には、ただちに直結しないからです。
この場合、ときの主上・臣下が、何に激怒し、弾圧に
踏み切ったかを、そこが明確になっていません。
次回は、11月7日と、12月18日、講師も変わりま
すので、この問題については、結局解き明かされないまま
になりそうで、残念です。
なお、この件については、アノOVA「親鸞聖人」全集
の第3巻に、出てくるようです。気になる方は、こちらで
どうぞ。
親鸞聖人フォーラム(「アニメ全集の紹介」へ進んでください)
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10月9日、どなたか築地本願寺に行かれましたか?
東京親鸞会の「入門仏教塾」では、同日午後6時30分より
仏教情報センター理事長の鈴木永城氏を迎え、「各宗の教えに
学ぶ」と題して、セミナーが開かれました。
これは東京親鸞会ではないけれども、9月26日には、寄席
をやっていた、築地本願寺。人が集まるんなら、落語だろうが、
ロックだろうが、他宗の勉強会だろうが、もう何でもあり、と
いう感じで、どーもねえ。
確かに、蓮如上人が、「他宗他門を誹謗すべからず」とは
おっしゃっていますよ。しかし、かんじんの当流・親鸞聖人の
教えさえ、よく学んでいないのに、他宗から学ぶって、何を、
どう学ぶのやら。
同じ9日、午後2時からは、東京僧伽勉強会では、「大無量寿経」
を取り上げて、司教の高田慈照氏の話。こちらは、また大上段に
ふりかぶって、大変な演題を持ってこられたものです。
「それ真実の教をあらわさば、大無量寿経これなり」(教行信証教巻)
と宗祖も仰せですから、大経を講ずるのはよいとして、これまた何を
どう論ずるのやら。
できれば、宗制改定されたことでもあり、十八願成就文の「聞其名号」
を取り上げ、徳号を御本尊とする根拠などを、語ってくださればいいの
ですが.......。
こんなお勉強のページもあります。
浄土真宗を憂う
浄土真宗が分かる!
東京親鸞会の「入門仏教塾」では、同日午後6時30分より
仏教情報センター理事長の鈴木永城氏を迎え、「各宗の教えに
学ぶ」と題して、セミナーが開かれました。
これは東京親鸞会ではないけれども、9月26日には、寄席
をやっていた、築地本願寺。人が集まるんなら、落語だろうが、
ロックだろうが、他宗の勉強会だろうが、もう何でもあり、と
いう感じで、どーもねえ。
確かに、蓮如上人が、「他宗他門を誹謗すべからず」とは
おっしゃっていますよ。しかし、かんじんの当流・親鸞聖人の
教えさえ、よく学んでいないのに、他宗から学ぶって、何を、
どう学ぶのやら。
同じ9日、午後2時からは、東京僧伽勉強会では、「大無量寿経」
を取り上げて、司教の高田慈照氏の話。こちらは、また大上段に
ふりかぶって、大変な演題を持ってこられたものです。
「それ真実の教をあらわさば、大無量寿経これなり」(教行信証教巻)
と宗祖も仰せですから、大経を講ずるのはよいとして、これまた何を
どう論ずるのやら。
できれば、宗制改定されたことでもあり、十八願成就文の「聞其名号」
を取り上げ、徳号を御本尊とする根拠などを、語ってくださればいいの
ですが.......。
こんなお勉強のページもあります。
浄土真宗を憂う
浄土真宗が分かる!
10月23日から30日まで、本派では、定期宗会が開かれます。
「9月の臨時宗会に続いて、息つくひまなく、定宗が」と中外日報
には書かれていますが、二十日以上あるんだから、息ぐらいは
つけるでしょう。大げさな。
という突っ込みは、その辺にして、昭和22年4月の施行以来、
全く手付かずだった「不磨の大典」ともいわれる宗制の抜本的な
見直しだけに、今回の改定案の審議は、難航が予想されました。
特に「特別多数議決」が、高いハードルだろうと言われていました。
すなわち、宗会議員定数78人のうち、臨時宗会が成立する為に必要な
出席議員は59人以上、さらにその「四分の三以上の多数」の賛成にて
議決される、というきまりでありますから、70人前後の出席予定者の
中で、53人以上が賛成するか、どうか、という点が、焦点となって
いたのでした。
ところが、ふたを開けてみると、72人の出席者中、賛成71人。
ほぼ全会一致だったのでした。
しかも、中外はしっかり取材していますが、その反対だった1名の
下川議員の反対理由は、「歴代宗主の消息の扱いが変わること」に
ついての異議であり、しかしその点についても「こちらの意見が、
かなり盛り込まれた」とのことで、一応の理解は示しているようです。
となりますと、
今回、今までの第2章から第1章に昇格した、最も大切な「御本尊」
については、全員一致で、
「浄土真宗の正しい御本尊は南無阿弥陀仏である」
ということで、宗門は決した、ということです。
ゆえに先日来書いてきましたように、これほどの重要事項ですから、
全国に周知徹底されるのは、大歓迎であり、あわせて、750回大遠忌
を前に、宗祖に帰る一大事業として、全国寺院の御本尊、御門徒の本尊
を、いっせいに、御名号になされてはいかがでしょうか。
謹んで、ご提案申し上げます。
「9月の臨時宗会に続いて、息つくひまなく、定宗が」と中外日報
には書かれていますが、二十日以上あるんだから、息ぐらいは
つけるでしょう。大げさな。
という突っ込みは、その辺にして、昭和22年4月の施行以来、
全く手付かずだった「不磨の大典」ともいわれる宗制の抜本的な
見直しだけに、今回の改定案の審議は、難航が予想されました。
特に「特別多数議決」が、高いハードルだろうと言われていました。
すなわち、宗会議員定数78人のうち、臨時宗会が成立する為に必要な
出席議員は59人以上、さらにその「四分の三以上の多数」の賛成にて
議決される、というきまりでありますから、70人前後の出席予定者の
中で、53人以上が賛成するか、どうか、という点が、焦点となって
いたのでした。
ところが、ふたを開けてみると、72人の出席者中、賛成71人。
ほぼ全会一致だったのでした。
しかも、中外はしっかり取材していますが、その反対だった1名の
下川議員の反対理由は、「歴代宗主の消息の扱いが変わること」に
ついての異議であり、しかしその点についても「こちらの意見が、
かなり盛り込まれた」とのことで、一応の理解は示しているようです。
となりますと、
今回、今までの第2章から第1章に昇格した、最も大切な「御本尊」
については、全員一致で、
「浄土真宗の正しい御本尊は南無阿弥陀仏である」
ということで、宗門は決した、ということです。
ゆえに先日来書いてきましたように、これほどの重要事項ですから、
全国に周知徹底されるのは、大歓迎であり、あわせて、750回大遠忌
を前に、宗祖に帰る一大事業として、全国寺院の御本尊、御門徒の本尊
を、いっせいに、御名号になされてはいかがでしょうか。
謹んで、ご提案申し上げます。