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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 宗制が改定され「これを、全国に周知徹底することが必要だ」と
本派幹部が言っていると、中外日報が報じています。
 まことにそのとおりで、これだけの改定をしたとなれば、当然、
全国の僧侶、門徒に、周知徹底しなければなりません。

 そのとき、これまた当然ながら、御本尊の問題が取り上げられる
でありましょう。
 そこで、当ブログより、一つ提案です。

「宗制改定を機に、全国の寺院、御門徒の御本尊を一新しましょう」

 「本宗の御本尊は阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)一仏です」
と明記されているのですから、ご本山に所蔵されている宗祖親鸞聖人
御真筆の御名号本尊の、複製でもよろしいので、きちんと表具もし、
寺院用、家庭用の、正しい御本尊を下付されたらいかがですか。
 ほかでもない、御本尊なのですから、みなさん申し込まれるだろう
し、それに応じた御寄進もされると思います。寺院用は、それなりに
高額となるとは思いますが、それでもお手次の寺の御本尊なのです。
御門徒の皆様も、きっと理解され、寄進を惜しまれないと思います。

 全国のすべての別院、末寺、あるいは宗門校の礼拝施設などを含め
ると、そうとうの数にはなりますが、どうせならば、一斉に実施され
てはどうですか。
 23年にせまった宗祖750回忌に向け、これこそ、まさに宗祖の
御心に帰る、絶好の一大事業だと思います。
 宗門の皆様、いかがでしょうか?
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 かねてより、浄土真宗の御本尊について、蓮如上人の

「他流には名号よりは絵像、絵像よりは木像というなり。
 当流には木像よりは絵像、絵像よりは名号というなり」

のお言葉に明示されているごとく、「御名号である」と
いう主張が、宗門の内外より、なされておりました。

 近くは、「ラジオ法話の大矛盾!本山はどうか!?」でも取り上げましたように、
西本願寺のラジオ法話「みほとけとともに」でも、指摘
されていました。

「浄土真宗のご本尊は、(中略)この呼び声を漢字で表した
「南無阿弥陀仏」の六字名号を、ご本尊として礼拝させて頂
くのです。」......19年7月第2週に放送。
 (福島県専福寺住職・本願寺派布教使、松井 丘 師)

 外からでは、浄土真宗親鸞会からの図書「どちらがウソか」
の中でも、第一のテーマとして、掲げられていました。

 今回の宗制改定で、「ご本尊は、阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)一仏」
であることが、明記されました。
 解説にも「尊号を本尊とする浄土真宗の特色」とも書かれています。

 今後、全国の各寺院で、ご住職が、これと違う説明をされたら、
ただちに「宗制に、違反していますよ!」というクレームがつく
かも知れませんね。
 さっそくには、末寺の御本尊さまを、どうされるでしょうか。

「宗制がどうであっても、自分が有り難いと思うものを拝めば、
それでよかろう!」
と横車を押されるのならば、その人は、宗祖親鸞聖人の仰せにも
中興蓮如上人のご教示にも、そして現行の本派宗制にも違反する輩、
ということになってしまいます。

 さあ、宗門を何とかしたいと思われる心ある皆さん、この宗制
全文をコピーして、持ち歩き、これに違背する人には、大いに見
せてあげようではありませんか。
 本願寺新報10月1日号に、本派の宗制が、今回どのように改訂
されるのか、解説入りで、掲載されています。
 同様に、ホームページにも、載っています。
「改正された「宗制」の要点」
 どこがどのように変更になっているのか、その対照表は、以下の
ところで読めます。
「宗制改正案 対象表(ママ)」
改正案のほうは、平成16年時点のもので、ちょっと古いのですが・・・。

 特筆すべき点の一つは、第1章「本尊」において、
改定前「浄土真宗の本尊は、阿弥陀如来一仏である」
改定後「本宗門の本尊は、阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)一仏である」

新報にもこう解説されています。

 このたび「阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)一仏である」といたしました
 ことには、救済の法そのものである名号をともに示すことによって、
 尊号を本尊とする形式を持つ浄土真宗の特色を表し、しかも最も一般
 的な六字名号を示すことで、九字、十字名号等、尊号を代表させると
 いう意図も含意するものであります。

 これまで浄土真宗親鸞会
からも、図書が発行され、しきりと、「浄土真宗の正しい御本尊は、
御名号である」と主張がなされていました。
 また、本派発行の伝道院紀要でも、「真宗の本尊は名号である」と
たびたび明記されていながら、現実には、「木像、絵像、名号、どれ
でもよい」というような、あいまいな教え方がなされていました。

 しかも、教義的には、名号本尊と言われながら、全国の寺院では、
木像本尊を御安置しているという、「ねじれ現象」も起きておりました。

 今回の改訂で、劇的に変化するかどうかはわかりませんが、少なく
とも、宗門の憲法ともいうべき、宗制に明記されたことで、今後は、
変化していかなければならないでしょう。

 宗門の内外をとわず、大きな話題を呼びそうな改定ですね。
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