ボクシングとどう関係するの？

　本願寺新報9月20日号の「スポットライト」のコーナーで、
崇徳高校１年生で、全国ボクシング大会に優勝した青木クンの
写真入りの記事が掲載されました。
　ボクシング好きだったお父さんの影響で、小さい頃からボク
シングの練習をしてきた、云々、という記事ですが、最後まで
読みましたが、はたして「何が、どう、仏法と関係するのか」
分かりません。「親鸞聖人のみ教えとの関係は」と思って隅々
まで探しましたが、ありません。
　せっかく掲載する、それも写真入でスポットライトを当てる
のだから、親鸞聖人の教えと関係のある話題にすべきではない
でしょか。

仏青の苦悩

　本願寺新報の１面に、しばらく連載されていました、各地の仏青の
活動紹介は、一応、ひと段落するようです。
　特に前回、熊本の寺院が紹介されていた中で、みな生き生きと活動
してはいるけど、「みんな仲良く、楽しく」だったら、別に仏青でな
くっても、いいわけで、仏青でなければ出せないカラーみたいなもの
をどうやって出していこうか、ということに苦心しているなあ、とい
うようすが見て取れました。
　「本願寺ライブ　他力本願でいこう」でもそうだし、ネットカフェ
でもそうですが、そんなコンサートや、喫茶店なら、ほかの人でも、
いくらでもできるわけだし、何もお寺でやんなくてもいいのだ。
　お寺でなかったらできないこと、お寺さんからでなかったら聞けない
話など、他にない特色を出すことが大事でしょう。
　そうなると、残るのはただひとつ、宗祖親鸞聖人の教えを、お伝え
すること、以外にはないのです。
　結論は、やはりそこにくると思いますよ。

勝興寺の写経１０００円也

　富山県高岡市伏木にある、浄土真宗本願寺派の北陸の中核寺院、
勝興寺では、このほど、「大無量寿経　重誓偈」を写経しませんか
と宣伝しています。
　具体的には、１０００円で購入した用紙に、うっすら経文が書い
てあるので、これをなぞってください、というもの。
　しかし、本願寺新報にも広告が出ているように、本願寺出版社から
「正信偈を書写しましょう」という本が、５２５円（税込）ですでに
出版されています。
　１０００円で短い重誓偈を映すより、５２５円で正信偈のほうが
いいや、なんて人が多いのでは？
　とはいえ、何かこの１０００円の写経本の発売、いかにも収入増を
ねらって、という臭いがぷんぷんで、どうも気になりますね。
　そういえば、このお寺、毎年一月恒例だった深夜のご示談を、参詣
者減少のため、とうとう取りやめてしまったのでした。夜中じゅう、
でかローソクを立ててのご示談、けっこう有名だったのにねえ。
　いや、ほんと、でかいローソクだったんですよ。
　まあ、最近は、ローソクのでかいのだけが、地元新聞にもとりあげ
られていましたけどね。参詣者減少かあ。いずこも同じ　秋の夕暮れ。