ラジオ法話の大矛盾！本山はどうか!?

　ラジオ番組「みほとけとともに　西本願寺の時間」で、大矛盾、
さて、本山は、これをどう説明しますか。

　問題なのは、２００７年７月第２週分として放送された、
「浄土真宗のご本尊」と題した、福島県専福寺住職で本願寺派布教使、
松井　丘 (まつい　たかし) 師の法話です。
　ＨＰでテキストも確認しましたので、間違いありません。

　松井師はいいます。
「浄土真宗のご本尊は、仏様の像そのものではありません。仏様の絵
そのものでもありません。誤解を恐れずに言えば、南無阿弥陀仏と
書かれた字そのものでもありません。
　私たちの能力をはるかに超えた、真理そのものの世界から「お浄土に
必ず来るのだ」と呼びかけて下さっている阿弥陀如来のお心、本願
なのです。

　しかし、真如の世界から呼びかけて下さっている阿弥陀如来の本願の
呼び声を、私たちは直接耳で聞くことはできません。
　それで、この呼び声を漢字で表した「南無阿弥陀仏」の六字名号を、
ご本尊として礼拝させて頂くのです。（中略）

　名号本尊、仏様の呼ぶ声がご本尊、そしてそれを頂いての、私たちの
感謝の声がお念仏、呼ぶ声と報恩の声がひとつになる「南無阿弥陀仏」
です。本当にすばらしいことであります」

　くりかえし、「浄土真宗の正しいご本尊は、六字名号である」と
明言しています。これは、種々のお聖教にも明らかであります。

　なのに、全国の浄土真宗の寺院の本尊は、どうでしょうか。
　ご本山からして、どうなっていますか。
「浄土真宗の正しいご本尊は、六字名号である」
と言っておりながら、その通りになっていないのではないですか。

　松井師自身も言っています。
「浄土真宗の寺の内陣に安置してあるご本尊は、ほとんどが木の彫刻に
漆を塗って、金箔を置いたものです」
　つまり、名号本尊ではない、のです。

　言っていることと、やっていることが違うから、ご門徒の皆様から
信頼も、信用も、されないのです。

　まず最も大切なご本尊から正すことが、宗門の復活には不可欠では
ないでしょうか。
　藤谷光信候補、谷川秀善候補をよろしく！なんて言っている場合では
ない、深刻な問題です。

　宗門の皆様の、コメントをお待ちしています。

ラジオ法話の内容はココです

聞法会館は観光ホテルだったのか!?

仏法を聞くための「聞法」会館のはずが、これでは、観光ホテルです。
西本願寺聞法会館の、広告ＨＰから、読んでみましょう。

「夏の宿泊プラン
　　　西本願寺の国宝をたずねて
　　　　　　一泊朝食付き７，３５０円
　　朝９時から、書院・飛雲閣・唐門を拝観し、１０時解散」

「拝観後、門前町の老舗にてのんびり抹茶をいただく
　　　のんびりプランは、一日８名様限定
　　　　　　一泊朝食付き、抹茶体験で８，０００円」

　観光地京都の中心で、ＪＲ京都駅にも近い堀川六条にあり、
この値段で、国宝見学もついて、安いですよ！ということでしょうが、
これじゃ、何しに本山まで来たのか、文化財を見て、終わりかよ！と
タカアンドトシじゃないけど、突っ込みたくもなります。

　抹茶の６５０円も、高い！なんて書くと、営業妨害になるのでしょうか？
しかし、「聞法」会館だから、「営業」妨害と、騒ぐのも変でしょう。

　せめて、「早朝より、心静かに、おつとめと、法話を聞く」というような
プランには、ならないものですかね。
「聞法」会館なんだから。

「原爆、しょうがない」発言に抗議文

　前防衛相の「原爆、しょうがない」発言に関し、不二川総長名で、
安部首相宛てに、宗門としての抗議文を出しました。本願寺ＨＰでも
その全文を読むことができます。

　この発言の誤り、そして問題点は、各方面から指摘が出ている通り
で、くりかえすまでもありません。辞任、交代、という政界劇には、
言いたいこともありますが、政治ブログではありませんので、ここで
は申しません。

　ただ、掲載されている文中の「昭和57年には、広島にて大谷光真
門主による平和宣言（昭和57年3月6日『平和を願う言葉』）がなされ、
一貫して暴力否定の平和実現を願い、取り組みに努めてきました。
その願いのものと、本山総御堂において、毎年8月15日には「全戦没者
追悼法要」を厳修し、また、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で「千鳥ヶ淵
全戦没者追悼法要」を重ねてまいりました。」ですが・・・・、

「その願いのものと」は、「その願いのもと」の誤記ではないですか。
ここに掲載された文章だけが間違っていた、ということであって欲しい
ですね。もし、この誤記のまま、首相に送付されたとあっては、宗門
として、まことに恥ずかしい、情けないことであります。総長はもとより、
回りの誰一人として、気がつかなかったのか。

　ＷＥＢ上だけの誤記で、あって欲しいと願っています。