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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 先月の宗祖降誕会について、あれっ?と思うこと。
 御影堂、阿弥陀堂、いわばメインの会場では、儀式ばかり。
「仏法は聴聞に極まる」といわれる、布教、法話は、白州での開催でした。

 前にこのブログでも指摘しましたが、龍大OBも証言していたように、
蓮如上人450回忌の時に、どうか御堂で布教大会をさせてほしいと、
宗門に申し入れたが、「御堂は、そういうことをするところではない」
と一蹴されたのでした。

 今回も、読経、儀式は、行なわれても、最も大切な御法話、布教は、
すみっこに追いやられてしまいました。
 トップのご門主が不在、最重要の説法は、白州に追いやられ、
これじゃ、いかに宗門最大行事といっても、盛り上がりませんよね。

 本願寺新報には、さらに、「園遊会」で新門さまをかこんで、云々、
という記事が、写真入りで、出ていました。
 まさか、皇室でもあるまいに、いまどき、こんなことやっているのは
我が宗門だけではないですか。
 コムスンの折口が、社員の宴会で、席順を「皇位継承順位」と呼んで
ひんしゅくを買いましたが、この「園遊会」も、似たようなものでは
ないでしょうか。

 いずれにしても、能を見たり、合唱を聞いたり、そんなことのために
降誕会を開くのでもないし、御門徒の皆様も、馳せ参じられたのでは
ないはずですよ。

こんな批判もありますので、自省自戒したいところです。
親鸞会と浄土真宗の現状
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本願寺出版社の「月間ランキング」を見ていると、ここのところ
必ず上位にきているのが、「千の風」です。
昨年の紅白で歌われて、一気に知られるようになり、NHKも、
特集を組んだほどの、いわば社会現象となりました。

人は死んでも、墓の下にいるのではない。だから、墓の前で泣かないで。
千の風になって、吹き渡っていますよ。
光になって、あなたを照らしていますよ。
星になって、あなたを見守っていますよ。
鳥になって、あなたを目覚めさせますよ。
・・・・・というような歌詞なのですが、

たしかに、これで癒されるとか、心が安らぐと言う人もあるでしょう。
しかし、我が宗門として、これを喧伝するのは、どうなのか。
宗祖親鸞聖人の教えられたことに、反してはいないのか。

亡くなった人が、風になり、星になり、光になっていうというのは、
宗祖の教えなのか。
 死は、そして後生は、恐れることも、悩むことも、要らないのか。
もしそうならば、教行信証に、
「ひとたび人身を失いぬれば 万劫にもかえらず」
「もしまたこのたび疑網に覆蔽せられなば かえりてまた昿劫を経歴せん」
と手に汗握ってご教導くだされたのはどうなるのか。
また、蓮如上人も、
「いのちのうちに不審もとくとく晴れられ候わでは
 定めて後悔のみにて候わんずるぞ」
とおっしゃったのは、なぜか。

 これでは、「後生の一大事」とその解決を教えられた仏法を、
まったく崩壊させてしまうことにならないでしょうか。

 人集め、金集めのために、時流に乗っかっていこう、とする迎合路線も
ほどほどにしないと、宗門の崩壊を早めるだけではないでしょうか。

「後生の一大事」があり、その救われる道は、弥陀の本願しかない。
ゆえに、その本願を明らかにする「本願寺」の存在意義があるのですから。

 一大事も説かず、本願も説かず、それじゃ、我が宗は、何なのでしょうか。
 ランキング上位に入ったことを、本願寺出版社は、誇らしげに掲載してますが、
ちょっと待ってよ、と言いたいところですね。

ちょっとは、ここで勉強してくださいよ。
1から分かる浄土真宗
 先日、ご門主の「世のなか安穏なれ」が返本開始、と書きました。
呼応したかのように、本派ホームページでは、「この本は、本願寺
出版社でも販売しています」という案内が出ています。

 このように、著者自身の所属団体での「直販」が始まったという
ことは、すなわち、(業界人の見方としては)
ああ、一般書店では、あんまり、売れてないんだろうなあ、
だから、著者のお寺で、販売するようになったんだなあ、
いよいよ、この本も、収束だなあ、という感じなのです。

 一般書店で展開して売れる間は、取次ぎや書店は、出版社の直販
を快く思いません。だって、この手の本は、著者の所属する団体で
もっとも多く売れるからです。その所属団体での直販をやられたら
それだけ、一般書店で買う人は少なくなります。
 だから、直販を控えてもらいたいと思っているのです。

 だって、邪教創価学会の親玉が本を出すでしょう。
 それを、紀伊○屋とか、三○堂とか、ジュ○ク堂とかに並べる。
これを、信者が買いにくる。いや、それを目当てで並べる。これで
この手の本が、ベストセラーに顔を出すのです。
 なのに、創価学会が自分とこの文化会館などで直販に力を入れた
ら、それだけ書店は不満だし、次からは置くことをためらいます。

 そこで、幸福の科学でも同じですが、「書店に買いに行ってくれ」
と言うのです。
 これは、決して良いことではないかもしれませんが、出版業界で
常識になっていることです。

 宗門には、そういうことをする人が、誰もいないのか。
 あるいは、アドバイスしてくれる人もいないのか。
 残念な展開になっています。
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