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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 「本願寺新報」をご覧の方はお分かりのように、参院選が近づき、
各地の候補者を、宗門として応援しますよ、という表明が続いています。

 宗門として国政に議員を送り込む意義は、どの程度あるのでしょう。
結局は、各所属政党で、「賛成」あるいは「反対」として一票を投ずる
員数に組み込まれるだけではないですか。

 一方で、選挙区ではオタクを応援しますから、比例区ではわが党に、
投票してくださいよ、という選挙協力も、出てきているやに聞きます。

 宗祖親鸞聖人の教えに純粋であるべき宗門において、集票マシーン
創価学会でもあるまいに、なにやらキナ臭くなってきましたね。

親鸞聖人フォーラム
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 本願寺新報などでご案内のとおり、宗門をあげて、キッズサンガが
推進されています。
「お寺を、子供が心やすらぐ場所にしよう」
という趣旨ではありますが、これって、目的間違ってません?

 寺は聞法の場であり、大切な布教伝道の拠点です。
 かつては、子供たちにも、この寺で仏法を伝え、親鸞聖人のみ教え
を徹底していた、「日曜学校」なる制度がありました。

 宗門から、布教伝道の熱意が消えると、日曜学校もなくなってしま
い、今では、海外の寺院で、細々と「日本語学校」みたいな亜流と
なって、続いているくらいです。私も、ハワイ開教担当の頃、モイリ
イリ本願寺の牧野住職と、この点について語り合ったことがあります。

 寺が布教伝道の場所でなくなった時は、宗門が使命を放棄したとき
ではないでしょうか。
 
 キッズサンガとはいえ、最終的には、子供たちに、宗祖のみ教えを
お伝えする場でなければ、宗門をあげて取り組む意味はありません。

 お寺で心が休まらない、よりは、心が安まるほうが、よいに決まっ
ています。しかし、そこで止まってはならないでしょう。問題はその
先なのです。
 心しずめて、み教えを拝聴する。そのための、キッズサンガではな
いでしょうか。

 そういえば、750回忌に向けての宗門のテーマも、変ですよね。
「世のなか、安穏なれ」
 それじゃ、宗祖のお言葉の、半分なんですよ。
「世のなか 安穏なれ。仏法 ひろまれ」
これが、親鸞聖人の御心なのです。

 そのかんじんの「仏法 ひろまれ」が、宗門から、すっかり抜けている!

 はからずも、そのことを確認し、痛感させられる、キッズサンガではあります。










「余の人々を縁として、念仏をひろめんとはからいあわせ
たもうこと、ゆめゆめあるべからず」(親鸞聖人)
 為政者、権力者の力をかりて、仏法を広めようなどと、
思ってはならない、と宗祖は厳しく戒めておられます。
 鎌倉幕府にすり寄った善鸞を、勘当なされたことは、あ
まりにも有名です。

 かくも、権力者を嫌われた宗祖と知ってか知らずか、
5月初旬、ご門主の著書「世のなか安穏なれ」出版祝賀の
集まりが、東京のホテルで開催されました。
 ウシオの大将もいましたが、やはり目を引いたのは、
自民党の中川幹事長と、民主党の鳩山幹事長の揃い踏みで
しょう。
 国会では、与野党対決のポーズだけはとっていますが、
何のことはない、本派1千万門徒の票のためなら、同席者
が誰であろうと、こういうところに、出てくるワケですよ。
今年は、参院選の年ですし、ね。

 そういう政治家、権力者の本質を知るならば、宗祖仰せ
の通り、権力者の力を借りて、教線を拡大しようなどと、
思わないことですな。

 こういうと「いや、彼らは、門主の本の出版を祝う為に
かけつけてくれたのであって、そんな票目当てなんかじゃ
ありませんよ」と言った人がいました。
 甘い、甘い。そんなことだから、権力機構に、いいよう
に利用されるだけなんですよ。
 ともかく、冒頭の宗祖親鸞聖人のお言葉に、私たちは、
ひたすらしたがおうではありませんか。
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1960/10/31
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