築地本願寺で「英語法座」

東京の、築地本願寺では、英語法座というのが、行われています。

　英語法座（ＩＢＡ）
　３月２８日１７時３０分
　講師：京都女子大学教授　横田俊二　氏

伝えるのが、無上深甚の妙法であり、単に日本語を英語に置き換えれば
すむというものではありませんから、たいへんだと思います。
さらには、英語にはない概念もありますから、生やさしいことではあり
ません。
ある翻訳家から聞いたのですが、「煩悩即菩提」ということでも、煩悩
あるがままで、それが菩提に転ずる、というところは、「全く理解して
もらえない」のだそうです。
横田先生は、さて、どう伝えられるのでしょうか？

仏教クラブ例会で「王舎城の悲劇」の講演

アニメビデオ「王舎城の悲劇」紹介サイト

　旧聞に属することだが、６年前の１２月１２日、仏教クラブ
十二月（成道会）例会で、浄土宗総本山知恩院文化財保存局長
の、塩竃義弘氏が、「王舎城の悲劇」について、講演した。
　同機関紙では、チューリップ企画の公式サイトより、「王舎
城の悲劇」のあらすじを引用して、内容を紹介している。
　「王舎城の悲劇」は、仏説観無量寿経に説かれている実話。
釈尊在世中、インドで起きた仏教史上最大の悲劇で、それが、
釈尊のご教導によって、韋提希夫人が、阿弥陀如来に救い摂ら
れ、彼女を牢にぶち込んだ、息子アジャセも、弥陀に救われ、
仏教宣布の外護者となっていった。
　かつて映画「釈迦」でも、登場した話だが、アニメビデオで
は、これを１時間３５分にわたって、描いている。その内容に
ふれつつ、塩竃義弘氏の講演は行われたという。
　詳細を知りたいと思われる方は、上記リンクより、どうぞ。

ポータルサイト事業で紛糾

　今回の宗会解散、総選挙のきっかけとなった、平成１９年度
決算報告の不承認問題について、中外が引き続き報じている。
　ここらの宗会の紛糾ぶりについて、中外は、実に執拗なまで
に取材をし、報道するのだが、なぜだろう。同紙のこれまでを
考えれば、当然ともいえるが、今回の問題の中核をなす、いわ
ゆる「ポータルサイト問題」で、暴露すべき重大な疑惑でもあ
るのだろうか。
　その存否は別として、あの事業は竹田空尊議員が指摘してい
るように、綿密な計画や準備もないまま、数億の浄財を費消し
てしまった、許されざる大失敗なのである。
　随意契約の問題や、不透明な資金の流れなどあるが、要は、
ネット時代だからといって、ネットで布教を、と安易に考え
てもらっては困るのだ。
　従来どおりの形式での布教が行き詰まりを見せ、何らかの
手を打たねばならなかったので、「ネットの時代だから」と
安直に手を出したのではないか。
　しかし、従来の布教の、どこが問題だったのか。かつて定宗
でも発言があったように、「教えと布教が乖離している」とは
いえないか。御本尊問題一つとっても、宗制に明記されている
ことと違うことをやっている。ということは、宗祖の御心と、
隔絶したことをやっている。
　それでいて、「宗祖の○○○回遠忌」などといっても、羊頭
狗肉であることを、とうに世人は見抜いている。
　「お前ら、親鸞聖人の看板を掲げながら、親鸞聖人と大違い
のことを教えているだろう！」
こう切り込まれて、誰も言い返せまい。
　決算の再承認問題や、近頃はまた、教区、組などの組織編制
のことなど、紛糾しているようだが、そんなことより、もっと
根本的な、本質的な議論を、今、なすべきではないのか、と、
思うのです。