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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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◆11月28日は、親鸞聖人のご命日。

 この日を中心として、浄土真宗では、年間最大の行事、

「報恩講」がつとめられます。

いうまでもなく、報恩講とは、親鸞聖人のご恩に報いる集まり。

ならば、私達が親鸞聖人から、どれほど大きなご恩を受けている

のかを、よくよくご門徒に徹底しなければならない。

しかし、果たして、聖人のご恩を知る人が、どれだけあろうか。

 親鸞聖人が、身命を賭して開顕していかれた教えが明らかに

なっていないのだから、そのご恩は、知る由もない。

 恩を知らないから、報いることも知らない。

 先日も、このブログへのコメントで「報恩講だからといって、

なぜわざわざ本山へ参らねばならないのか」というのがあった。

 年に一度の報恩講にさえ、本山へ参らなくなってしまった。

悲しいかな、これが浄土真宗の、現状なのである。

 平成22年1月の報恩講のお逮夜には、本山関係者含めても、

千数百人しか集まらなかった。併催される本山成人式の参加、

それに続く帰敬式の参加者も、減少の一途だ。

 その根本原因は、聖人の教えが全く伝えられていないところに

あることを、よくよく知らねばなるまい。
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今、また、ラヂオがブームだそうだ。

週刊誌にラジオ・パーソナリティの特集が組まれたり、

各局も、番組編成に力を入れている。

NHKの「ラジオ深夜便」が、公開放送をすると、

会場に参加者があふれるほどの盛況ぶり。

さて、真宗関係の、昔ながらのラジオ法話は、先細り気味だが、

『歎異抄をひらく』を放送する局は、どんどん増えている。

そこへ、こちらの番組も、加わるようだ。

<『光に向かって100の花束』の朗読が、

 ラジオで放送されます。

 10月から、6局で放送が始まります。

 朗読は、おなじみの鈴木弘子さんです。

 毎週1回15分間、合計26回の放送に

 なります。(詳細は、こちら)

 ラジオの魅力は、リスナー一人一人に、語りかけてくるような

しっとりと話が心にしみてくるような、あの親しみやすさだという。

 テレビの、特にバラエティ番組のバカ騒ぎを見ていると、「まあ、

あんたらだけ、そっちでやっといて!」と嘲笑いたくなる。

 そこへいくと、ラジオのパーソナリティの声は、ダイレクトに

こちらへ響いてくる。

 鈴木弘子さんは、ステキな方で、その朗読を、多くの方が聞かれる

のは、嬉しい限りである。期待したい。
布教に行った会場で、S県H市の、T・Tさんと話をしていて、

聞いた話です。大変、残念そうに、こういわれるのです。

「うちの住職は、お通夜とか、法事とかで、『白骨の章』を

 読まれたことがないんですよ。あんなに分かりやすく、心に

 響くお言葉なのに、ぜひ読んでくださいと言うんですけど、

 なぜか、絶対に読まれないんです。どうしてでしょう?

 何か都合の悪いことでもあるんでしょうか?」

『御文は如来の直説なり』(御一代記聞書)と仰せられる御文章を、

拝読して都合の悪いことなど、考えられません。

 ただ、もしあるとしたら・・・

「誰の人も早く、後生の一大事を心にかけて」(白骨の章)

心にかけよと仰せられる「後生の一大事」が何やら分からない、

聞かれても、答えられない、からかも知れません。

 以前にこのことについては、このブログのここに書きましたので、

ぜひお読み下さい。

 住職たるもの、ご門徒を、お浄土へ導かねばならぬ重責があります。

よくよく親鸞聖人の教えを学び、「聞かれたら困る」みたいな、情けない

ことにならないように、したいと思います。
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プロフィール
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64
性別:
男性
誕生日:
1960/10/31
職業:
真宗関係
趣味:
音楽・映画・地図を眺める
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