世界の光・親鸞聖人の教えを世界に!
夢は大きく、現状には厳しい目を!
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6月4日の毎日新聞朝刊「くらしナビ」のページに、
『偏見根強い宗教界
通夜で「地獄行き」 戒名に「痴」の文字・・・』
と題して、特集記事を組みました。中に挙げられている具体的な
偏見の例を、列記しましょう。
◆通夜や葬儀の法話で僧侶が「命を粗末にした人間は浮かばれない」
「自殺は許されないことだから地獄に落ちる」と言われた。
◆息子の位牌の戒名の最後に「自戒」の2文字を入れられた。それ
が自殺を意味すると知って本山に抗議し、戒名のつけ直しには応
じたものの、さらに戒名料を請求された。
◆自殺者の戒名に「痴」の文字を入れられた。
◆子供が自殺したので、菩提寺に葬儀を頼んだが断られた。その上、
自殺した者は、墓にも入れられない、と言われた。
などなど、たくさんの実例が挙げられています。
もちろん、「戒名」とありますから、浄土真宗ばかりではないでし
ょうが、しかし「通夜」や「葬儀」の「法話」といったら、いかにも
浄土真宗のようにも思えます。
いずれにせよ、このように受け取ってショックを受けられた方々が
いるのは、事実です。その遺族と向き合い、葬儀を厳修せねばならぬ
立場の者は、もって肝に銘ずべし、と思わずにおれません。
『偏見根強い宗教界
通夜で「地獄行き」 戒名に「痴」の文字・・・』
と題して、特集記事を組みました。中に挙げられている具体的な
偏見の例を、列記しましょう。
◆通夜や葬儀の法話で僧侶が「命を粗末にした人間は浮かばれない」
「自殺は許されないことだから地獄に落ちる」と言われた。
◆息子の位牌の戒名の最後に「自戒」の2文字を入れられた。それ
が自殺を意味すると知って本山に抗議し、戒名のつけ直しには応
じたものの、さらに戒名料を請求された。
◆自殺者の戒名に「痴」の文字を入れられた。
◆子供が自殺したので、菩提寺に葬儀を頼んだが断られた。その上、
自殺した者は、墓にも入れられない、と言われた。
などなど、たくさんの実例が挙げられています。
もちろん、「戒名」とありますから、浄土真宗ばかりではないでし
ょうが、しかし「通夜」や「葬儀」の「法話」といったら、いかにも
浄土真宗のようにも思えます。
いずれにせよ、このように受け取ってショックを受けられた方々が
いるのは、事実です。その遺族と向き合い、葬儀を厳修せねばならぬ
立場の者は、もって肝に銘ずべし、と思わずにおれません。
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旧聞に属する話ですが、それは5月20日の参議院予算委員会で、
民主党の峰崎直樹議員の発言でした。中外日報から引用します。
「巨大宗教法人の税の在り方というのは、どうあるべきかということ
は、これは西本願寺であろうと、東本願寺であろうと、(中略)いろいろ
と出てまいります」
「税財政の根幹にかかわってくるような問題についての、政治の基本
にかかわる問題についての集中審議を要求したい」
本願寺の税務体質に問題があるかのように誤解を招くとして、本願
寺派は5月22日、藤谷光信議員を通して、峰崎議員に、「質問の真意
を質す」書面を手渡しました。
相前後して、口頭で藤谷議員が質した時、峰崎議員は、
「あの発言は、私の真意ではない。
東西本願寺に迷惑をかけた。謝罪したい」
と答えたそうです。
とはいえ、政治家は言葉によって立つのですから、そう受け取られ
かねないまずい言い方を、国会というおおやけの場で、するものでは
ないでしょう。まして、これから政権交代を実現し、国政を担おうと
する民主党ならば、なおさらです。
という指摘をする一方で、東西本願寺としても、決してご門徒や、
周囲の皆さんから、疑惑を持たれるような税務体質であってはならな
いことは、言うまでもないことでしょう。
ともあれ、今回のことは、本願寺に税の問題あり!という指摘では
なかった、それが結論のようです。
しかし、人騒がせ、ですよね。
民主党の峰崎直樹議員の発言でした。中外日報から引用します。
「巨大宗教法人の税の在り方というのは、どうあるべきかということ
は、これは西本願寺であろうと、東本願寺であろうと、(中略)いろいろ
と出てまいります」
「税財政の根幹にかかわってくるような問題についての、政治の基本
にかかわる問題についての集中審議を要求したい」
本願寺の税務体質に問題があるかのように誤解を招くとして、本願
寺派は5月22日、藤谷光信議員を通して、峰崎議員に、「質問の真意
を質す」書面を手渡しました。
相前後して、口頭で藤谷議員が質した時、峰崎議員は、
「あの発言は、私の真意ではない。
東西本願寺に迷惑をかけた。謝罪したい」
と答えたそうです。
とはいえ、政治家は言葉によって立つのですから、そう受け取られ
かねないまずい言い方を、国会というおおやけの場で、するものでは
ないでしょう。まして、これから政権交代を実現し、国政を担おうと
する民主党ならば、なおさらです。
という指摘をする一方で、東西本願寺としても、決してご門徒や、
周囲の皆さんから、疑惑を持たれるような税務体質であってはならな
いことは、言うまでもないことでしょう。
ともあれ、今回のことは、本願寺に税の問題あり!という指摘では
なかった、それが結論のようです。
しかし、人騒がせ、ですよね。
西本願寺の御影堂大修復が完了しての記念法要で、梯實圓勧学
の記念講演にて、蓮如上人時代のお同行、赤尾の道宗のことばが
紹介されました。
赤尾とは、「豆単」ではなくて、地名です。道宗とは上人より
頂いた名前であります。この方、富山県上平村西赤尾という所に
(今は、富山県南砺市)生まれ、幼名は弥七といい、幼くして、
親を亡くし、無常に驚き、魂の解決を求めて、西へ旅する途中、
京都で蓮如上人に出会い、お弟子となったのでした。
その道宗の言葉です。
「飢え死に、こごえ死ぬとも、
このたび後生の一大事を遂げ参らせ候わん」
たとえ生活に困窮し、餓死したり、凍死するようなことがあっても、
何としても、後生の一大事、解決せねばなりませんよ。
この言葉を、梯勧学は、紹介されたのでした。
すべての人が、すでに、後生の一大事、解決できているのならば、
こんなことを、言われるはずがありません。
いまだ、できていないから、言われているのです。
また、その解決は、何の苦労もなく、簡単にできるのであれば、
やはりこんなことは言われません。餓死、凍死、いずれも命がけの
覚悟で、法を求め、後生の一大事、解決を果たしなさいとすすめて
おられるのです。
布教現場では、「もうすでに皆、極楽へ往けるように助かってい
るのですよ」というように、楽で、簡単なことだと喧伝されている
のですが、勧学は、それを厳しく戒め、道宗の言葉に託して、親鸞
聖人、蓮如上人の教えを、明らかにしようとされたのだと、私は、
受け取らせていただきました。
もうすでに皆助かっているのならば、法を聞く必要もなければ、
説く必要もない。そのための御堂も、寺も、必要ない。さすれば、
この教団そのものが、必要ない存在になってしまうのです。
「そうではないのだぞ!」という大喝だと、味わずおれませんでした。
の記念講演にて、蓮如上人時代のお同行、赤尾の道宗のことばが
紹介されました。
赤尾とは、「豆単」ではなくて、地名です。道宗とは上人より
頂いた名前であります。この方、富山県上平村西赤尾という所に
(今は、富山県南砺市)生まれ、幼名は弥七といい、幼くして、
親を亡くし、無常に驚き、魂の解決を求めて、西へ旅する途中、
京都で蓮如上人に出会い、お弟子となったのでした。
その道宗の言葉です。
「飢え死に、こごえ死ぬとも、
このたび後生の一大事を遂げ参らせ候わん」
たとえ生活に困窮し、餓死したり、凍死するようなことがあっても、
何としても、後生の一大事、解決せねばなりませんよ。
この言葉を、梯勧学は、紹介されたのでした。
すべての人が、すでに、後生の一大事、解決できているのならば、
こんなことを、言われるはずがありません。
いまだ、できていないから、言われているのです。
また、その解決は、何の苦労もなく、簡単にできるのであれば、
やはりこんなことは言われません。餓死、凍死、いずれも命がけの
覚悟で、法を求め、後生の一大事、解決を果たしなさいとすすめて
おられるのです。
布教現場では、「もうすでに皆、極楽へ往けるように助かってい
るのですよ」というように、楽で、簡単なことだと喧伝されている
のですが、勧学は、それを厳しく戒め、道宗の言葉に託して、親鸞
聖人、蓮如上人の教えを、明らかにしようとされたのだと、私は、
受け取らせていただきました。
もうすでに皆助かっているのならば、法を聞く必要もなければ、
説く必要もない。そのための御堂も、寺も、必要ない。さすれば、
この教団そのものが、必要ない存在になってしまうのです。
「そうではないのだぞ!」という大喝だと、味わずおれませんでした。