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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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「優しさばかりでもいけないし、
 厳しさばかりでもだめなのだ」
と、教えていただきます。

 今回の、日本初の、裁判員裁判の記事を読みながら、思いました。
殺人、という恐ろしい行為に及ぶまでには、いろいろな経緯があり、
複雑な背後関係があったことでしょう。
 あるいは、突発的なことかも知れません。
「それは、やむをえないなあ」と思うこともあれば、
「そんなことで、そこまでやるか?」と憤ることもあるでしょう。

今、それに対して、厳しく処罰すべきか、寛大な処置をするべきか、
裁判員になった人は、かなりしんどい判断を迫られたと思います。
相手に応じて、対処するのは、難しいことです。
だから、
「裁判員なんか、やりたくない」
と拒否する人が多いのも、うなずけます。

 しかし、たとえ裁判員にならなくても、親ならば子供に対して、
上司なら部下に対して、先輩なら後輩に対して、キャプテンなら
チームのメンバーに対して、「今、ここは厳しくすべきか。優しく
接すべきか」の判断を、常に迫られます。

 ともに仏法を求める法友に対しても、そうです。
 たとえば、親鸞聖人は、弥陀の本願を聞き誤った者に対しては、
法友といえども、その誤りを厳しく正されたのが、34歳のときの、
三大諍論でした。
 いっぽうで、仏法嫌いの日野左衛門に仏法を伝えるためには、
雪をしとねに、石を枕に休まれて、弥陀の本願を伝えられました。

 とてもとても親鸞聖人には及びませんが、常に、感覚を磨き、
経験に学び、勉強していきたいと思います。
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1960/10/31
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