世界の光・親鸞聖人の教えを世界に!
夢は大きく、現状には厳しい目を!
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
さて、3月1日のNHKクローズアップ現代の「寺離れを止めろ」
について、論考してきたのですが、もう一件、付け加えます。
それは、「じゃあ、ご門徒は、どうすればよいのか」です。
寺の観点からばかり、論じてきましたが、
忘れてはならないのは、
如来聖人より、
「間違いなく、お浄土へ、導きなさいよ」と
お預かりしているご門徒の皆さんのことです。
仏教は尊いと思う、だから教えも勉強したい。
だけど、寺に行っても聞かせてもらえない。
あるのは、世間話か、新聞の切り抜き話、くだらない笑い話か。
大阪のある奥さんが、月参りに来た住職に
「正信偈の意味を聞かせてください」とたのんだら、
「別に、知らなくてもいいですよ」と答えたそうです。
「それじゃ、もう来てもらわなくて、けっこうです。
私は、正信偈の意味を教えてくださる勉強会に
行くことにしましたから」と言ったところ、
住職は、青ざめて帰っていったそうです。
これでは、「住職に良いイメージはない・・・90%」
という数字も、納得です。
本来の使命を果たしていないのですから。
ではご門徒の皆さんは、どこへ行けばよいのか。
今更、法華や、オウムや、幸福の科学など、邪教に行く気はないし、
他宗に移る気持ちもない。
そもそも、親鸞聖人は尊崇しているし、教えも学びたい。
「どこに行ったら、親鸞聖人の正しい教えを聞けるのですか?」
この問いを、真宗界全体が、突きつけられているのです。
伝える私たちの責任は、重大です。
について、論考してきたのですが、もう一件、付け加えます。
それは、「じゃあ、ご門徒は、どうすればよいのか」です。
寺の観点からばかり、論じてきましたが、
忘れてはならないのは、
如来聖人より、
「間違いなく、お浄土へ、導きなさいよ」と
お預かりしているご門徒の皆さんのことです。
仏教は尊いと思う、だから教えも勉強したい。
だけど、寺に行っても聞かせてもらえない。
あるのは、世間話か、新聞の切り抜き話、くだらない笑い話か。
大阪のある奥さんが、月参りに来た住職に
「正信偈の意味を聞かせてください」とたのんだら、
「別に、知らなくてもいいですよ」と答えたそうです。
「それじゃ、もう来てもらわなくて、けっこうです。
私は、正信偈の意味を教えてくださる勉強会に
行くことにしましたから」と言ったところ、
住職は、青ざめて帰っていったそうです。
これでは、「住職に良いイメージはない・・・90%」
という数字も、納得です。
本来の使命を果たしていないのですから。
ではご門徒の皆さんは、どこへ行けばよいのか。
今更、法華や、オウムや、幸福の科学など、邪教に行く気はないし、
他宗に移る気持ちもない。
そもそも、親鸞聖人は尊崇しているし、教えも学びたい。
「どこに行ったら、親鸞聖人の正しい教えを聞けるのですか?」
この問いを、真宗界全体が、突きつけられているのです。
伝える私たちの責任は、重大です。
PR
最後、三つ目に指摘しておかねばならない点、
それは、番組の中で、上田氏も繰り返していたことですが、
仏教の本来の使命は何か。
それが、現在の寺の関係者には、分かっていないのではないか。
墓を維持し、寺を経営していくことか。
寺と一般人との接点は、墓なのか。
人々の苦しみを救うのが、仏教の問題のはず。
かつて親鸞聖人は、町へ飛び出し、人々に教えを説いて回った。
それが、寺にデンと構え、江戸時代以来の檀家制度に守られ、
さしたる布教をしなくても、門徒、檀家は減らないのだ。
これでは、楽ばかりするようになり、結局は寺がやっていけなく
なるところまで、追い詰められるのです。
番組の最後には、「行動をおこし始めた僧侶がいる」といって、
大阪と、茨城の例を挙げていました。しかしその内実は、何の
ことはない、いわゆる「苦しみ悩む人の声に、耳を傾け、共感
する」のであり、あくまで一時的な、苦しみ悩みのゴマカシ方にすぎません。
なぜ、仏教本来のすがたに立ち返り、祖師にしたがうことができないのか。
今からでも遅くありません。力を合わせて、親鸞聖人の本当の教えを、
明らかにして、いきましょう。
それは、番組の中で、上田氏も繰り返していたことですが、
仏教の本来の使命は何か。
それが、現在の寺の関係者には、分かっていないのではないか。
墓を維持し、寺を経営していくことか。
寺と一般人との接点は、墓なのか。
人々の苦しみを救うのが、仏教の問題のはず。
かつて親鸞聖人は、町へ飛び出し、人々に教えを説いて回った。
それが、寺にデンと構え、江戸時代以来の檀家制度に守られ、
さしたる布教をしなくても、門徒、檀家は減らないのだ。
これでは、楽ばかりするようになり、結局は寺がやっていけなく
なるところまで、追い詰められるのです。
番組の最後には、「行動をおこし始めた僧侶がいる」といって、
大阪と、茨城の例を挙げていました。しかしその内実は、何の
ことはない、いわゆる「苦しみ悩む人の声に、耳を傾け、共感
する」のであり、あくまで一時的な、苦しみ悩みのゴマカシ方にすぎません。
なぜ、仏教本来のすがたに立ち返り、祖師にしたがうことができないのか。
今からでも遅くありません。力を合わせて、親鸞聖人の本当の教えを、
明らかにして、いきましょう。
第二のポイントは、NHKもタイトルに掲げたとおり、
今回の問題は「寺離れ」であって、「仏教離れ」ということ
ではない点です。
◆仏教に良いイメージを持つ人 実に9割。
だから、仏教の書籍が、今でも売れ続けているし、
市民講座などでも、「歎異抄」「仏教入門」などは、
かなりの人気講座になっています。
仏教には、何か尊い、大切なことが教えられているのでは
なかろうか、そう思っている人が、ほとんどなのである。
◆しかし、寺に良いイメージを持つ人は25%しかなく、
僧侶に対しては、たったの10%しか、良いイメージを
持たないのが、現代の日本人ということです。
つまりは、仏教は聞きたいが、今の寺に対しては不満が
あるし、僧侶からは聞きたくない、僧侶は信用できない、
と思っているという点に、注目しなければなりません。
◆一方で、寺ではないし、いわゆる僧侶ではないけれども、
親鸞聖人の教えを正確に、無我に相承している集まりには
教えを聞きたいと、たくさんの人が押し寄せている。なぜ
そうなるのか、仏教本来の果たすべき使命を、よく自覚し
てほしい。
こういうことまで、東工大の准教授に言いたい放題
言われてしまい、後半では、動き始めた僧侶を数人紹介し、
バランスをとろうとしたのは、さすがNHKですが、
しかし、全体としての印象は、「寺がどんどん崩落していく」
というメッセージが残りました。
今回の問題は「寺離れ」であって、「仏教離れ」ということ
ではない点です。
◆仏教に良いイメージを持つ人 実に9割。
だから、仏教の書籍が、今でも売れ続けているし、
市民講座などでも、「歎異抄」「仏教入門」などは、
かなりの人気講座になっています。
仏教には、何か尊い、大切なことが教えられているのでは
なかろうか、そう思っている人が、ほとんどなのである。
◆しかし、寺に良いイメージを持つ人は25%しかなく、
僧侶に対しては、たったの10%しか、良いイメージを
持たないのが、現代の日本人ということです。
つまりは、仏教は聞きたいが、今の寺に対しては不満が
あるし、僧侶からは聞きたくない、僧侶は信用できない、
と思っているという点に、注目しなければなりません。
◆一方で、寺ではないし、いわゆる僧侶ではないけれども、
親鸞聖人の教えを正確に、無我に相承している集まりには
教えを聞きたいと、たくさんの人が押し寄せている。なぜ
そうなるのか、仏教本来の果たすべき使命を、よく自覚し
てほしい。
こういうことまで、東工大の准教授に言いたい放題
言われてしまい、後半では、動き始めた僧侶を数人紹介し、
バランスをとろうとしたのは、さすがNHKですが、
しかし、全体としての印象は、「寺がどんどん崩落していく」
というメッセージが残りました。