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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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今頃、こういう展覧会をやるというのは、いかがなものか、と思いますが、
論評はあとにして、まず、中日新聞の記事から。

<資料70点 初公開写真も きょうから西本願寺と門前町展

 浄土真宗本願寺派は12日から京都市下京区の京都駅前地下街
 ポルタ・ポルタプラザで特別展「西本願寺と門前町 100年
 の歩み写真展」を開く。20日まで。

 来年4月の親鸞聖人750回大遠忌法要を前に企画した。特別
 展では約70点の資料を展示。西本願寺と門前町をはじめ百年
 前の650回忌、50年前の700回大遠忌法要のにぎわいの
 様子などを白黒写真などで紹介する。

 特に650回大遠忌法要で、境内にすき間のないほどの参拝者
 が訪れた様子や、当時の国鉄が特別に設置した梅小路駅、700
 回大遠忌法要で、堀川通りにずらりと並んだ参拝者用の大型バス
 の写真などが注目を集めそう。(中略)

 西本願寺の担当者は「写真を通して多くの人に西本願寺につい
 て知ってもらえれば」と話している。>

紙面には、その境内ぎっしりの参拝者の写真が出ています。これは
確かに、多くの人は驚くことでしょう。
 しかし、次に思うことは、「それにしては、現在のお西さんは、
えらい寂しいなあ」ではないでしょうか。
 当時の盛況を伝えれば伝えるほど、現状との格差が浮き彫りに
なり、余計に、今の衰退ぶりを知らしめることになりはしないか。
 そこが、気になるところです。

 それと、「西本願寺について知ってもらいたい」との目的で、
この写真展を企画したとのことですが、西本願寺の何を知って
もらいたいのでしょう?
 法要のにぎわいの写真を見せて、知ってもらいたいこととは、
過去の栄光ですか?昔はすごかった、という自慢話?
 それでは、ちょっと切ないですね。
「親鸞聖人の教えについて知ってもらいたい」というコメントを
なぜ、この担当者は、言えないのでしょうか?
 つまりは、教えを伝えようなどとは、これぽっちも思ってない
からです。思ってないから、言葉が、出てくるはずがありません。

 普通の新聞なら「聖人」とはつけないかもしれませんが、ほか
でもない、中日新聞なのですから!ほら、記事中にも、ちゃんと
「親鸞聖人」と、敬称をつけているではないですか。
 ひとこと、言ってほしかったなあ。担当者サン!
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東海方面の方なら、今朝の中日新聞一面で、ご覧になったと思います。

<同朋大など3大学統合 学生減少で合理化>

 同朋大(名古屋市中村区)、名古屋音楽大(同)、名古屋造形大
(愛知県小牧市)の三大学を経営する同朋学園(名古屋市中村区)
 は、2012年度を目標に統合し、一つの大学として再出発する
 ことを決めた。新大学の名称は「同朋芸術文化大」とする予定。
 名古屋造形大のある小牧キャンパスは将来閉鎖する方針で、学
 園は小牧市から撤退する。
 (中略)
 少子化の影響などから三大学は学生数の減少が続き、いずれも
 定員割れしている。都心にキャンパスを集約することで志願者増
 を目指す。統合でキャンパスの維持費や事務部門などを合理化し、
 経費の節減も図る考えだ。>

もともと、同朋大学というのは、どういうものか、同大学のHPで
確認してみました。

<同朋大学は,住田智見師を学祖とする「真宗専門学校」を前身と
 する大学で,親鸞の教えに基づく「同朋精神」を建学の精神とし
 て,「共に生きること」を学び,真の人間育成をめざす大学です。

 1826年 名古屋東本願寺掛所内に「閲蔵長屋」開設
 1907年 「名古屋仏教図書館」開設
 1908年 「尾張中学校」として一般学校化する
 1921年 「真宗専門学校」設立
 1950年 新制大学令により大学に昇格
     「東海同朋大学」仏教学部仏教学科
 1959年 「同朋大学」と名称変更             >

もともとは真宗の教えを学ぶところから、教育、社会福祉、音楽、
造形芸術、などなどと、かなり手を広げた総合大学へとなっていった
のが、現在の「同朋学園」でした。

一応、学園設立の精神には「親鸞聖人の教えにもとづき」と謳われて
いますが、真宗大谷派の説く教え自体が、すでに親鸞聖人の教えとは
かけはなれ、浄土真宗とは全く異なるものになってしまった(あっ、
だから「浄土真宗」じゃなくて「真宗」になっているのか・・)ので
いわば建学の精神そのものが、すでに崩壊してしまっているのです。
単なる少子化で学生数が減少した、と表面的な分析をしているだけで
あっては、改善は程遠いでしょう。

そういえば、「テレビが出てきたから、誰も寺に説教聞きに来ない
ようになったのだ」と文句言っていた僧侶がいました。
説教を、娯楽程度に考えていたのか。
自身の説く話に、何の魅力もなくなったからだとは、ついぞ思え
なかったのでしょう。

こういうのを「縄をうらむ泥棒」というのでしょうね。
 旧知の仏壇店さんから、聞いた話です。
 最近は、家庭のお仏壇を新調することが減り、また以前からの
ものを洗濯する依頼も少なくなり、経営がけっこう大変だ、との
ことでした。
 もちろん、単価は高いので、ひとつ動けば、それなりに入るも
のも多いのですが、それが、「ほんと、最近は、出ないんです」
と言っていました。
 マンション向けに、モダンなデザインにするとか、小世帯用に
小さなサイズを作るなど、工夫はしているのですが、そうすると
「今度は、単価が下がってしまう」そうです。

 以前なら、家に2000万、お仏壇に1000万、などという
話も聞きました。広い仏間に立派なお仏壇を入れられたお家は、
御法座をつとめられて、ご近所にお披露目をされることもあり、
また仏縁を深められる、ということもありました。
 それが、なかなか増えていかない、とのこと。
 洗濯の依頼もないということは、傷ついたり、汚れたりした
お仏壇も、別にそのまま放っておかれる、ということでしょうか。
 一般家庭から、仏教がどんどんなくなっていっている、これは
一つの証左でしょう。
 何とも、残念なことです。

「でも、お寺さんからの注文とかは、あるでしょう」
と尋ねたのですが、
「いやあ、それが・・・」
と、その方は、頭をかくのでした。
「跡継ぎがなくて、廃寺になって・・・」
ああ、こっちは、もっと急速に、廃れているのですね。
なんともはや。

奮起して、親鸞聖人の教えを、皆さんに伝えねばなりません!
これから、私も、行ってまいります!
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