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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 宗教法人幸福の科学が政界進出のため、設立した政党、
幸福実現党は、全国の小選挙区に候補者を擁立するなどと
して、既に活動を始めていましたが、このたび、撤退する
ことを発表しました。
 当初から、自分たちで政党を立てるか、どこかの保守政
党を応援するか、を考えていた、とのことで、今回は後者
を選択することになった、とか。
 じゃあ、全国各地に立ち並んだ、あの派手派手しいポスター
は、いったい何だったのか?
 最近は、大川きょう子党首のポスターだけでなく、宗教
法人のほうの主である、中川隆、じゃなかった、大川隆法
氏のポスターまで、なぜか張り出されていて、いよいよ、
これは政教一致じゃないか、って憤懣も出始めていたので
すが、結局は、撤退、ということ。
 ただ、目だちたい、ポスターを貼りたかっただけじゃない、
なーんて悪口言う人もいますが、まあ、そこまでひどくは
ないでしょうが、朝令暮改もいいとこ。単なる思い付きで
政治に首つっこむな、の声も聞こえてきます。
 ともあれ、幸福実現党は、撤退、だそうです。
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8月26日、滋賀県米原市で行われる「親鸞聖人鑽仰会記念大会」を
案内した、S県T町のC寺の寺報74号に、こんな文章がありました。

「礼拝・称名・憶念の三業を、その日々において、自分自身の生活
習慣行として身につけ、それを相続して深化していくならばやがて
確かに阿弥陀仏の声を聞くことができる、そういう聞名体験が成立
してまことの信心がひらかれてくるというわけです」

 これだと、「自分自身の生活習慣行」という自力の行によって、
「まことの信心」=他力の信心をえられることになりはしませんか?
 読まれた皆さん、いかがでしょう。
「優しさばかりでもいけないし、
 厳しさばかりでもだめなのだ」
と、教えていただきます。

 今回の、日本初の、裁判員裁判の記事を読みながら、思いました。
殺人、という恐ろしい行為に及ぶまでには、いろいろな経緯があり、
複雑な背後関係があったことでしょう。
 あるいは、突発的なことかも知れません。
「それは、やむをえないなあ」と思うこともあれば、
「そんなことで、そこまでやるか?」と憤ることもあるでしょう。

今、それに対して、厳しく処罰すべきか、寛大な処置をするべきか、
裁判員になった人は、かなりしんどい判断を迫られたと思います。
相手に応じて、対処するのは、難しいことです。
だから、
「裁判員なんか、やりたくない」
と拒否する人が多いのも、うなずけます。

 しかし、たとえ裁判員にならなくても、親ならば子供に対して、
上司なら部下に対して、先輩なら後輩に対して、キャプテンなら
チームのメンバーに対して、「今、ここは厳しくすべきか。優しく
接すべきか」の判断を、常に迫られます。

 ともに仏法を求める法友に対しても、そうです。
 たとえば、親鸞聖人は、弥陀の本願を聞き誤った者に対しては、
法友といえども、その誤りを厳しく正されたのが、34歳のときの、
三大諍論でした。
 いっぽうで、仏法嫌いの日野左衛門に仏法を伝えるためには、
雪をしとねに、石を枕に休まれて、弥陀の本願を伝えられました。

 とてもとても親鸞聖人には及びませんが、常に、感覚を磨き、
経験に学び、勉強していきたいと思います。
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