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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 「みほとけとともに」先週は、「いのちの往きさき」と題して、
愛媛県万福寺・浅野執持氏でした。(写真を見ると、けっこうイケ
メンじゃないっすか!)→珍しくリンクを 「みほとけとともに」
 若い人たちに、何とか仏法を伝えたいというさまざまな取り組み
を紹介され、その中で見えてきた、一般の若い人たちと、僧侶との
思いの違いも、お話しされました。
 全体として、伝道の意欲あふれるお話だったと思います。

 だからこそ、一点、申し上げますと、お話の中で、「前世や明日
の運勢は、自分には知り得ないもの、という思いが強いのかも知れ
ません。ただ仏さまのみ、知り得る世界だと思います」とのこと。

 これについて、宗祖親鸞聖人は、「信楽を獲得した一念に、悠久
の過去も、永遠の未来も、ハッキリと知ることができる」と仰せで
あります。

 善導大師様のお言葉を引用されて、
「自身は現にこれ、罪悪生死の凡夫、曠劫よりこのかた、常に没し、
常に流転して、出離の縁あることなし、と深信す」
と仰せです。

 この私は、罪悪に染まりきった、苦しみ迷いの凡夫である、果て
しない過去から今日まで、苦しみの海に常に沈み、流転輪廻を重ね
てきており、この苦しみの世界から、出離する縁も手がかりも、金
輪際ない私でありました・・・。

 真実信心とは、機と法の、二つの深信でありますが、その中の、
「機の深信」を言われたのが、上記のお言葉です。
 歎異抄でいえば、
「いずれの行も及び難き身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし」
とも仰せです。

 そんな地獄しか行き場のない者が、
「弥陀五劫思惟の願を、よくよく案ずれば、親鸞一人がためなり」
私一人を救わんが為の、弥陀の本願であったと、歓喜なされたのが、
法の深信であり、この二つがともに火に触ったよりもハッキリしま
すので、これを「機法二種一具の深信」と言われます。

 ゆえに過去も、未来も、ハッキリ致しますから、大安心、大満足
の幸せになられた境地を、
「大悲の願船に乗じて、光明の広海に浮かびぬれば、
 至徳の風しずかに、衆禍の波、転ず」(教行信証)

と仰せられました。

 説法においては、「私はこう思う」と自分の考えを述べるのでは
なく、「親鸞聖人はこうおっしゃっている」と宗祖のお言葉を示し、
これを聞く人に分かりやすく説き示していく、そうなされたら、
布教意欲満々の浅野氏だけに、より多くの皆さんの心をつかむこと
になるでしょう。

 ラジオ法話では、いろんな人が原稿に手を加え、思い通りの話が
できない、という実情は、以前からよくお聞きしております。つらい
お立場なのは、重々承知の上で、応援の意を込めて、エールをおくる
ものです。
 がんばってください。
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歩く人

 人命に関わることであり、布教の現場に立つ者は、時として
見解を求められることがありますので、触れたいと思います。
 なお、以下は、管理人個人の見解です。

 まず、今回は、党議拘束をはずし、議員個人の意見に従って
賛否を投じました。これは、大いによいことです。「内心反対
だけど、党として賛成なので、仕方なく・・・」みたいなのは
おかしな話です。さすれば、選挙区民は、「なぜオラが先生は
反対なんじゃ?」と尋ねるでしょう。選挙民と大いに語り合う
よい機会であり、それこそ民主主義でありましょう。

 次に、臓器移植法は、3年に一回見直すと言いながら、これ
まで見直されずにきたのは、国会の怠慢です。先回、改正案の
発議があったとき、郵政解散の愚挙により、流れてしまいまし
た。あの空虚な騒ぎより、こちらこそ、真剣に論じられるべき
であったでしょう。

 三つ目に、議論が果たして国民レベルまで広がったかどうか
には、疑問が残ります。移植ができず、我が子を失った両親の
体験など、さまざまな意見を聞き集め、選挙区の人々とも語り
合い、その上での投票だったのかどうか。「議論が尽くされて
いない」という意見には、汲むべきところあり、と思います。

 さて、本論ですが、「脳死を人の死とするかどうか」が中心
に論じられていますが、それは二次的であって、要は「この人
の臓器を、他の人に、移植していいですか」という判断・決断
を誰が下すのか。「本人の意思」が確認でき、「家族が同意」
したならば、「脳死」以後であれば、移植を認める、これは、
極めてその通りだと思います。

 逆に言えば、医師が「脳死です」と言い、「移植してもらえ
ませんか」と要求しても、家族が「いやです」と断れば、移植
はなされません。あるいは、本人が「拒否します」という意思
であると確認され、家族も「それなら、私たちも同意しません」
と断れば、もちろん、移植はできません。

 つまり「脳死」かどうかの判定が最重要なのではなく、移植
に同意するか否か、ここに最終決定権がある、極めてまともで
はないでしょうか。
 だって、かりにも、肉体は、その人の財産であり、死後は、
その遺族のものです。その同意なしに、勝手に処分されてよい
はずがありません。
 よって、その点が守られておれば、「脳死」を人の死とする
か否かは、二義的な問題なのです。

 最後に年齢制限の問題です。現行法の制定時に、なぜかくも
厳格な年齢制限が設けられたか、不可解です。子供と大人では
移植手術に対するリスクが違うという話もありますが、大人で
あっても、リスクの大きな患者もあり、子供でも、手術に耐え
られる患者もあるでしょう。それは、個別の問題であり、現場
の医師たちの技術的な問題に属します。そこには、医療現場の
裁量を残しておいて、かまわないと考えます。

 特に、日本がかくも厳格な年齢制限を設けたために、しかた
なく海外に出かけて、移植手術を行ったことで、諸外国から、
「日本人は、臓器を求めて、よその国にまでやってきた」など
叩かれました。いえ、別に叩かれるのはよしとしても、自国の
国民の生命を、自国の医療で救えないようでは、とても一人前
の国家とはいえないでしょう。
 日本には、救うだけの、医師も、技術も、設備も、体制も、
整っているのに、法整備だけが遅れていました。

 自衛隊派遣の特措法だの、道路交通法の改正で罰金強化など
は、しょっちゅう議決するのに、政治の最たる使命である、
「国民の生命と財産を守る」ための法律の改正作業を、なぜに
後回しにするのか、ほんと理解に苦しみます。

 まだ、参議院の審議が残っていますが、一日も早く、適切な
法改正が行われますことを、願っています。

 この件につき、ご意見のある方は、コメントでお寄せ下さい。
すべてとはいきませんが、できるだけ、掲載したいと思います。

 よく「これも、方便ですから」と耳にします。しかし、方便の
正しい意味を、知って使っているのだろうかと、不審をおぼえる
こともあります。
 当ブログのコメントに、幸福の科学の人が「すべてが真実であり、
すべてが方便です」という無茶苦茶な発言までしていますので、
なおさら、「方便」について、一度書かねば、と思い、以下、
書いてみます。

 方便という言葉の原語は「ウパーヤ」といい、目的に「近づく」
という意味です。
 またそれから、目的に近づける為の手段も方便と言われます。
 仏教では、私達を真実に近づける手段をいいます。

「蓮如上人仰せられ候。方便を悪しということある間敷なり。
 方便をもって真実を顕わす廃立の義、よくよく知るべし。
 弥陀、釈迦、善知識の善巧方便によりて、真実の信をば
 獲ることなる」(蓮如上人御一代記聞書177)


 弥陀、釈尊、善知識方の種々の御方便がなければ、私達は真実の
信心を獲て無碍の一道に出ることは絶対に出来ません。

 真実に導くには方便は絶対に必要なものですが、真実を知らない
者はそれに近づける方便も知る筈がありませんから、その点注意し
なければなりません。

 善財童子と呼ばれた青年が、53人の善知識を歴訪した時、26
番目の婆須蜜(ばすみつ)という婦人を訪ねると彼女は、自らの十
の本願を善財童子に示し、その第九願と十願に、
「自分と接吻したり抱擁した者はそうした関係を手がかりに、
 仏縁を結び悟道に入れたい」
と誓っていることが経典に説かれています。
 如何にも情熱にとんだ青年を教導しようとする方便でありますが、
こんなことを誰でもが自分の都合によって、これも方便だと真似て
は大変なことになります。

 あくまでも真実を体得した方でなければ、方便を駆使して真実を
顕わすことは出来ませんし、それらの方々のどんな方便も悪いと
嫌ってはならないことを、よく了承していなければなりません。
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