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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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時計

17日付けの中日新聞に、お釈迦様の「四十二章経」のお言葉が
紹介されていました。

「汝の寿命はいくばくぞ」
「阿吽の呼吸の間でございます」
         (四十二章経)

 お釈迦様がある時、お弟子に質問されました。命の長さは、
どのくらいだと思うか。
 あるお弟子は、一週間でしょうか、と答え、次のお弟子は、
一日でしょうか、と答えたが、お釈迦様は満足されませんで
した。
 そして、一人のお弟子が「呼吸する間しかありません」と
答えると、はじめてお釈迦様は「そのとおり」と答えられま
した、というお話が、紹介されていました。

「出息入息 不待命終」
 出る息は、入る息を待たずして、命終わる
 吸った息が吐き出せなかったら、吐いた息が吸えなかったら
もう死であり、後生なのです。
 吸う息、吐く息が、後生とふれあっているのです。

 先日、陶芸を楽しんでいた人が、一酸化炭素中毒で、イスに
腰掛けたままの姿勢で亡くなられたニュースがありました。
 ふっと吸い込んだ息が、最期となってしまったのでした。
 釈尊の仏説を目の当たりにし、慄然とする想いでした。
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国会
 民主党の政権となって、かつて麻生政権のとき決定した
今年度の第二次補正予算の中から、不要不急のものを削り、
新しい施策の実現の原資に廻そう、という取り組みがなさ
れています。

 あれだけ「必要だ、必要だ」と叫んで、確保した予算で
あったはずですが、いざこういう事態になると、3兆円に
もなんなんとする削減ができるようです。
 いえ、それは、まことにけっこうなことであって、官僚
の皆さんも、不要不急なことは控えよう、という号令がか
かれば、きちっとその方向で実に優秀な仕事をされるので
あって、さすがだなあと思います。

 ところが、お釈迦様は、さらに、このようにおっしゃって
います。

「世人、薄俗にして共に不急の事を諍う」
            (『大無量寿経』)

「世の中の人は、目先のことばかりに心をうばわれて、
 無明の闇を破る人生の大事を知らない」
 釈尊の警鐘乱打であります。

 一国家の予算どころではない、全人類の日々の生き様が、
まさに「不急のことを争っている」のだと仰せです。
 では、何が不急で、何を真に急ぐべきなのか。
 仏法を聞く、親鸞聖人の教えを聞くとは、それを聞くのだ
と、思わずにおれません。
稲穂
 この秋とれた新米を、ご門徒からいただく季節となりました。
「仏様にお供えしてください」
そういって、ご門徒の皆さんは、持って来られます。
 そのお志は、如来聖人へであり、それを、私たちは、仲立ちと
して、お預かりするだけであります。
 とはいえ、頂いたたくさんの新米で、お仏飯をお供えするだけ
でなく、実際には、寺の者で頂くことになります。
 ここから、寺で育った者は、よく「お仏飯で育った者」という
言い方をされます。

 ここには、極めて重大な意味があると思います。
 弥陀の願心、宗祖の御心を、正しく伝えて下される方への皆様
からの尊い財施に対して、お仏飯で育った者は、法施でおかえし
しなければならない責任があります。
 頂くものだけ頂いて、果たすべき責任を果たしていない、これ
では、本当に申し訳ないことです。
 では、宗祖親鸞聖人の教えを、ご門徒の皆様に、正しく徹底し
ているだろうか、と反省したとき、不甲斐なさに、申し訳ないと
いう心ばかりが出てまいります。

 門徒数の多いのを自慢する僧侶があったとき、香樹院師は、
「私は、わずか七軒の門徒の教化が、なかなかできないで、
 申し訳なく思っております」
とおっしゃいました。
 お仏飯で育ったものとして、師と同じように、親鸞聖人の
御心をいかにして正しく伝えていくか、日々、全力を挙げた
いと思います。
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