世界の光・親鸞聖人の教えを世界に!
夢は大きく、現状には厳しい目を!
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この秋とれた新米を、ご門徒からいただく季節となりました。
「仏様にお供えしてください」
そういって、ご門徒の皆さんは、持って来られます。
そのお志は、如来聖人へであり、それを、私たちは、仲立ちと
して、お預かりするだけであります。
とはいえ、頂いたたくさんの新米で、お仏飯をお供えするだけ
でなく、実際には、寺の者で頂くことになります。
ここから、寺で育った者は、よく「お仏飯で育った者」という
言い方をされます。
ここには、極めて重大な意味があると思います。
弥陀の願心、宗祖の御心を、正しく伝えて下される方への皆様
からの尊い財施に対して、お仏飯で育った者は、法施でおかえし
しなければならない責任があります。
頂くものだけ頂いて、果たすべき責任を果たしていない、これ
では、本当に申し訳ないことです。
では、宗祖親鸞聖人の教えを、ご門徒の皆様に、正しく徹底し
ているだろうか、と反省したとき、不甲斐なさに、申し訳ないと
いう心ばかりが出てまいります。
門徒数の多いのを自慢する僧侶があったとき、香樹院師は、
「私は、わずか七軒の門徒の教化が、なかなかできないで、
申し訳なく思っております」
とおっしゃいました。
お仏飯で育ったものとして、師と同じように、親鸞聖人の
御心をいかにして正しく伝えていくか、日々、全力を挙げた
いと思います。
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