教義を曲げても人集めか

　4月26日の朝日新聞に掲載されたので、ご存知の方も多いでしょう。
　東京は、築地本願寺の話です。

　ロックバンド「Ｘ　ＪＡＰＡＮ」のギタリストhide（本名・松本秀人）
が33歳で命をたって、今月で10年です。
　あの時、黒い服の若者であふれた東京・築地本願寺には、今も
「hideノート」が書きつがれています。

　ここを訪ねた大室一也記者と聖心女子大の堀江准教授が、
「本堂は、ご本尊を礼拝する場所です。
　なのに、故人を祭るのは、浄土真宗の教えに反するのでは？」

　築地本願寺の吉川孝介庶務部係長が、答えています。
「宗旨にも矛盾するし、初めはどうかなと。
　でも、この子たちは少なからずhideさんを縁に仏教に出会ったの
　ですから」

　まったく分かっていない！
　ここまで親鸞聖人の教えを曲げてでも、人を集めたいのか。

　こんなものが役職を務めておれるほど、築地本願寺は、前の最悪
輪番のもとで、腐り切ってしまっていたのです。今回、豊原新輪番
に交代されて、やっと流れが変わりそうですが、あのまま行ってい
たら、どこまで狂いきってしまったことか！
　まさに、慄然といたします。

　どこが誤りか、分からないって？
　そんな人は、真宗教義の初歩から、よーく学んでください。

　なお、せっかくいい突っ込みを見せた大室クンですが、ここは
いただけませんよ。
「宗派の教えに従えば、死んだhideは、仏になったはず」
　いいえ。
　いくら腐った本願寺でも、死んだ人がみな仏になれるなんて、
教えていません。そこは、大室クン、あなたも勉強してください。

参考までに、こちらをどうぞ。
二益法門とはどんなことか