世界の光・親鸞聖人の教えを世界に!
夢は大きく、現状には厳しい目を!
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私の住む近くに、睡蓮がキレイに咲いている池がありました。
朝の10時から、昼の2時か3時頃までしか咲かないので、
その間、カメラを持った愛好家が、たくさんやってきて、さかん
にシャッターを切っています。
最近の特徴として、ビデオカメラが増えたのと、通りがかりに
ふと立ち寄って、携帯電話のカメラで撮っていく人もあります。
そういう時代なんですね。
蓮といえば、祖師聖人、『正信偈』の中に、阿弥陀如来の
極楽浄土のことを、「蓮華蔵世界」とおっしゃっています。
仏様は、みな蓮の花の中におられますし、仏事に出される
お菓子も、よく蓮の形をしています。
なぜ仏教で、花といえば蓮なのでしょう。
蓮の花には、「蓮花の五徳」といわれる、五つの徳があると
教えられます。徳は特徴の特にも通じます。蓮の花にしかない
特徴が、五つあるということです。
・淤泥不染の徳
・一茎一花の徳
・花果同時の徳
・一花多果の徳
・中虚外直の徳
弥陀よりたまわる他力真実の信心には、他の宗教でいわれる
信心には絶対にない、五つの特徴があります。
たとえば、「花果同時の徳」とは、蓮の花は、花が開くと
同時に、果実もできている、同時である、という特徴です。
すなわち、信心を賜ると同時に、救われる、ということです。
他の宗教だと、「こうして信じておれば、そのうちいいコト
があるだろう」というように、信心と、救いとは、同時では
ありません。
信心獲得した一念同時に、無碍の一道に救われ、「大悲の
願船に乗じて光明の広海に浮かびぬ」と生かされるのは、まさ
に阿弥陀如来の本願以外にはありません。
その他の四つの徳、いずれも、他力信心の特徴を示したもの
ばかりです。睡蓮の池を眺めながら、有縁の方にまたお伝えし
なければと、思いを新たにしました。
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