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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 西本願寺の御影堂大修復が完了しての記念法要で、梯實圓勧学
の記念講演にて、蓮如上人時代のお同行、赤尾の道宗のことばが
紹介されました。
 赤尾とは、「豆単」ではなくて、地名です。道宗とは上人より
頂いた名前であります。この方、富山県上平村西赤尾という所に
(今は、富山県南砺市)生まれ、幼名は弥七といい、幼くして、
親を亡くし、無常に驚き、魂の解決を求めて、西へ旅する途中、
京都で蓮如上人に出会い、お弟子となったのでした。
 その道宗の言葉です。

「飢え死に、こごえ死ぬとも、
 このたび後生の一大事を遂げ参らせ候わん」

たとえ生活に困窮し、餓死したり、凍死するようなことがあっても、
何としても、後生の一大事、解決せねばなりませんよ。

この言葉を、梯勧学は、紹介されたのでした。

すべての人が、すでに、後生の一大事、解決できているのならば、
こんなことを、言われるはずがありません。
いまだ、できていないから、言われているのです。

 また、その解決は、何の苦労もなく、簡単にできるのであれば、
やはりこんなことは言われません。餓死、凍死、いずれも命がけの
覚悟で、法を求め、後生の一大事、解決を果たしなさいとすすめて
おられるのです。

 布教現場では、「もうすでに皆、極楽へ往けるように助かってい
るのですよ」というように、楽で、簡単なことだと喧伝されている
のですが、勧学は、それを厳しく戒め、道宗の言葉に託して、親鸞
聖人、蓮如上人の教えを、明らかにしようとされたのだと、私は、
受け取らせていただきました。

 もうすでに皆助かっているのならば、法を聞く必要もなければ、
説く必要もない。そのための御堂も、寺も、必要ない。さすれば、
この教団そのものが、必要ない存在になってしまうのです。

「そうではないのだぞ!」という大喝だと、味わずおれませんでした。
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