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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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龍谷大学の若原道昭学長が、9月25日、滋賀県米原市の

文化産業交流会館で講演をしました。

これは、地元の本願寺派寺院が招待し、親鸞聖人750回忌に

あわせて開催したもので、後半はオペラの上演でした。

中日新聞によると、「市内外の約850人が訪れた」とのこと。

まあ、人数はいいとして、問題は、若原学長の講演です。

「共生と安心」と題して、

「ものごとを善悪など、白か黒で決めるのではない」

「画一的に同じではなく、おのおのが違ったままで共生する

ことに意義がある」と話しました。

 まあ、大学の先輩であり、あまり悪くは言いたくないですが、

学長は教育学が専門であり、保育士養成などには貢献されている

方であり、親鸞聖人の教えには、あまりお詳しくないのかも

知れません。

 講演の全体を聴いたわけはないので、断定はできませんが、

少なくとも、親鸞聖人の「安心」について語られるのならば、

◆聖人の教えられた他力の安心(信心)は、

「凡聖逆謗斉廻入 如衆水入海一味」(正信偈)

と仰せの通り、万人が、一味平等の信心に生かされます。

 師の法然上人も、

「信心のかわると申すは、自力の信にとりてのことなり。

(中略)他力の信心は、善悪の凡夫、共に仏のかたより

 たまわる信心なれば、源空が信心も、善信房(親鸞聖人)が

 信心もさらにかわるべからず、ただ一つなり」(御伝抄)

と仰せの通りです。

 画一的に同じではいけない、といわれるのが、この信心に

ついてのことならば、学長は訂正されるべきでしょう。

◆また、親鸞聖人の主著「教行信証」は、三重廃立が説かれて

います。三つの廃すべきものと、立てるべきものとが、明らかに

教えられています。

(1)内外廃立―一切の仏教以外の宗教をすてて仏教を信じよ。

(2)聖浄廃立―聖道門をすてて浄土門に入れ。

(3)真仮廃立―浄土他流をすてて真宗に入れ。

 そこには、はっきりと「すてるべきもの」と「信ずべきもの」を

分けられています。「善か、悪か、白か、黒か、で決めるべきでは

ない」との主張が、この信仰についてであれば、即刻、撤回すべき

でありましょう。


◆そうでない、ということであれば、取り越し苦労ですが。

 ただ、本願寺派の宗学の最高峰、龍谷大学の学長が、「安心」と

題して話をされたからには、当然、親鸞聖人の教えられた安心(信心)

についてのことだと、思いますけどね。
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