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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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<楽しいはずの修学旅行が一転 山口・秋芳町>

 山口県の秋吉台といえば、日本最大のカルスト台地、近くには有名な
鍾乳洞である、秋芳洞もあり、私も、中学の修学旅行で行きました。今
でも自宅には、秋芳洞のポスターが、色あせたまま、飾ってあります。

 その秋芳町のホテルに宿泊していた、大阪府高槻市から修学旅行に
来ていた小学6年生、引率の先生、同行したカメラマンや看護師などが、
一酸化炭素中毒で病院に20人以上搬送され、うち一人は、残念ながら
亡くなられました。
 一生の思い出となる、楽しいはずの修学旅行が、一転、悲しい旅とな
ってしまいました。

 現場に刺激臭はなかった、といいますから、おそらく何の前触れもなく、
ガスが忍び寄り、20数人の呼吸器を襲ったのでしょう。
 救助に向かった消防隊員まで、倒れたといいますから、無常の風の
恐ろしさを知らされます。

「死は、前からばかりくるものではない。死は後ろからもやってくる」
とは、『徒然草』(吉田兼好著)の一節ですが、前や後ろだけでなく、
上からも下からも、無常は容赦なく、やって来ます。

「呼吸のあいだ、即ちこれ来生なり。ひとたび人身を失えば、万劫にも
かえらず。このときさとらざれば、仏、衆生をいかがしたまわん。願わ
くは深く無常を念じて、いたずらに後悔をのこすことなかれ」
                        (教行信証)
・・・吸った息が吐けなければ、吐いた息が吸えなければ、もう後生。
 命失えば、仏様とて、どうしようもありません。深く無常を念じて、
 決して、後悔を残すことのないように・・・。

 親鸞聖人のお言葉が、胸にしみます。

 そしてこれは決して他人事ではなく、我が身にもいつか襲い掛かって
くる現実です。

「されば、人間のはかなきことは、老少不定のさかいなれば、誰の人も
はやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、
念仏申すべきものなり」
                        (白骨の章)

・・・老人も若者も、関係なく、無常の風は襲い来る。だから、皆さん
 どうか、一大事の後生を心にかけて、弥陀に救われるところまで聞き
 抜いてもらいたい・・・
 蓮如上人も、無常を念じ、後生の一大事を心にかけて、仏法を聞けと
仰せです。
 一座、一座が、二度とない尊いご縁です。真剣に聞かせていただきた
いと思います。
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