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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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今朝もまた、「みほとけとともに」では、新しく制定された

親鸞聖人のご和讃中心のおつとめのしかた=作法について、

延々と話がありました。

当時、天皇も好み、世間でもはやっていた、今様という形式

をもって、お念仏の喜びを伝えようとされたものだ、との話。

その「今様」についての解説は長々とありましがた、肝心の

「お念仏の喜び」については、全く話はなし。おそらくは、

喜びがないから、語れないのでしょうが、これじゃあ、作法

だけ、形だけの法要になることは、避けられないでしょう。

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と、ここで終わったのでは、また、「ケチばかりつけて」と

しかられますので、そのご和讃の一首について、少しお話し

させていただきましょう。


  生死の苦海ほとりなし

  久しく沈めるわれらをば

  弥陀弘誓の船のみぞ

  乗せてかならずわたしける 

           『高僧和讃』

「苦しみの波の果てしない海に、

 永らくさまよいつづけてきた私たちを、

 大悲の願船(弥陀の本願)だけが、

 必ず乗せてわたしてくださるのだ」

 一関また一関、波高ければ船また高しの、救助の大船の厳存と、

方角を明示されているのが親鸞聖人であります。

 聖人ご自身が、この大船に乗られた体験を、このように書かれ

ています。

  「大悲の願船に乗じて、

   光明の広海に浮びぬ」

         『教行信証』

 「大悲の願船に乗って見る人生の苦海は、

  千波万波きらめく明るい広海ではないか。

  順風に帆をあげる航海のように、

  なんと生きるとは素晴らしいことなのか」

 「大悲の願船に乗じて」とは、「弥陀の誓約どおり、

人生の目的成就した」晴れやかな宣言です。

 人生の目的は決して、曖昧なものでないことは明白です。

 「光明の広海に浮かびぬれば」とは、暗い人生が、

明るく転じた慶喜です。

 「闇」に泣いた人だけに「光」に遇った笑いがあり、

「沈んで」いた人にのみ「浮かんだ」という歓喜があります。

 一日も早く、その大悲の願船に、乗せていただけるよう、聞法

精進させていただきましょう。
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