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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 とかく現代人は、仏教と縁がない、といわれます。
 ほんとうでしょうか?
 さりげない、ちょっとした話題から、仏法に耳を傾けてほしい、
そんな願いを感じさせるのが、宗門の貴公子・吉村隆真師の著書、
「現代法話集 法話が好きになる本」(探究社840円)です。

 すでに刊行されて月日はたつのですが、皆さん、お読みになられ
ましたか。
 たとえば、こんなお話も・・・。(要約)
「人生の安全運転
  一番事故を起こしやすいのは、だろう運転。
  人生でも、まさか今日は死なないだろう、というだろう運転で
 生きてはいないだろうか。
  そんな日常に、突然自己の死が訪れたら、まさに人生の大事故。
  安全な運転は、かもしれない運転。
  でも、かもしれないで生きていく人生は、大変不安な人生」

 ここから、本文を転載させて頂きます。
「まさに、阿弥陀さまが見抜いてくださったのは、そこだったのです。
 本来、いつ終わるかもしれないと、びくびく、おどおどしながら生き
 ていくしかなかった私のいのちを、阿弥陀さまはしっかりと抱きとめ
 た上で、「あなたが、いつ・どこで・どのようなかたちでいのち尽き
 たとしても、そのいのちすでに私が引き受けてあるのですよ。だから
 あなたは安心して、せっかくいただいているいのちを、いま・ここで、
 精いっぱい輝かせて生き抜きなさい。そして、やがてそのいのち尽き
 たならば、わたしと共に真実のさとりの世界へかえろう」と、常によ
 び続けておられるのです。
  そのよび声こそが、「南無阿弥陀仏」として、いま、この私に、
 至り届いているのです」

 ここで一つ、疑問がわきます。
 阿弥陀仏の呼び声が至り届いた後も、なお、びくびく、おどおど
しながら私たちが生きていかねばならないのは、なぜでしょうか。
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1960/10/31
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