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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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4月14日付けの「中外日報」に、出ていました。

「三月末に発売された、大谷光真門主の著書『世のなか安穏なれ』は、
現在、八重洲ブックセンターなど全国二十ヶ所の重点観測店舗で売れ
行きランキングの五位以内に入り、好評を博している。現時点でこれ
ら二十店舗では約8千部が売れ、全体では3万部にのぼる見通しだ」

 さて、「重点観測店舗」だが、トーハンのPOS店は、20店なん
かじゃなく、もっと多いから、これは日販の週報でランキングを掲載
している店のことだろう。八重洲は、そこに含まれている。

 全体で3万しか売れていないのに、この20店で8千も売れている
ということは、この20店で買うように、という動員命令が出ている
という裏事情が、透けて見える。

 しかも、20店で、一ヶ月で8千ということは、1店では400冊。
えっ?たった、それだけ?という少なさだ。じゃ、「売れ行きランキ
ング5位以内」の記事は、ウソか。
 いえいえ、「総合」ではなく、「文芸部門」だの、「教養書部門」
だの、ジャンル別では、これっぽっちの冊数でも、5位以内は、あり
うる。万一、総合だとすれば、よほど競合する著名図書が少なかった
か、であろう。

 さらには、これが最も重要なのだが、「総売上 3万冊」というこ
とは、門徒の1%も買っていない、というあまりに悲しい、寂しい、
惨状である。
 西本願寺による、まとめ買いが、何冊かはあるはずだから、実際は
ほんとうの売り上げ冊数は、もっと少ないだろう。全国本願寺門徒の
0.数%しか、門主さまの本を、読んでいないのだ。

 平成13年にI出版から刊行され、親鸞聖人を真正面から取り上げ
た人生書が、52万部を超え、今も全国紙に広告が出続けているのを
横目で見ると、宗門のこの現状は、なんとも歯がゆいのではないか。

「せっかくの門主の書ではあるが、かんじんの宗祖親鸞聖人の言葉が
まったく出てこない。これじゃ、どこの出した本か、分からない」
ある著名な批評家が語った言葉が、忘れられない。
 いや、これは、前著「朝には紅顔ありて」への批評だが、現著にも
これは、まったく当てはまる。
 むしろ、もっとその傾向が顕著になっている。

 親鸞聖人のこころをお伝えしてこその、本願寺ではないか。それを
忘れて、宗門の未来はあるのか。それを忘れて、何が750回大遠忌
なのか。
 宗門が、心一つにして、徹底反省すべき点ではなかろうか。

 真宗再興を思うとき、中興の祖蓮如上人を思い出す。こんなサイト
もあったので、参考まで。
浄土真宗の中興・蓮如上人

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厳しい現状
御門主の本があまり読まれていない、というのは
つらいけど、現実です。
御門徒の皆様に紹介しても、あまり関心を示されず、購入しておられる
方も、果たしてどれほどおられることか。
やはり、短くても、宗祖のお言葉を挙げて、何か
御法について語られていれば、と思わずにおれないです。
寺族のはしくれ 2007/05/22(Tue)10:24:06 編集
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男性
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1960/10/31
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