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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 本の発売は、もうずいぶん前になるのですが、最近ふと
取り出して読んだのが、井沢元彦の問題作「本廟寺焼亡」
です。
→→「アマゾンの紹介ページ」

 親鸞聖人の直系で、全国に多くの信徒を持つ浄土真宗の
教団の、跡目相続をめぐって、血なまぐさい争いが、殺人
事件にまで発展し、実はその犯人が、なんと・・・という
展開です。

 日本史に膨大な知識量を持つ作者だけに、ディテールの
描写が事細かなのですが、話の筋としては、「んなわけ、
ねーだろ」という部分も、大アリです。

 ただ、この作品が出来た当時は、東本願寺といわれていた
寺が、今や真宗「本廟」と名を変えたわけで、そういう点で
は、妙な符合を感ずるところもあります。

 最も核心となるのは、巨大な財産、安定した財源があると、
教団は必ず腐敗していく
、という点ではないでしょうか。
 布教をしなくても、葬儀、法要、墓地管理費など、一定の
金額が、定期的収入として確保されてしまうと、楽したいの
心いっぱいの私たちは、ついつい安逸をむさぼってしまうの
ですね。
 江戸時代、檀家制度によって、幕府が一見、教団を保護する
かのような政策をとりましたが、その実は、教団を腐敗させ、
自滅させようとしたのではないか、とさえ思います。

 巧妙だったのは、東と西に、本願寺を分断し、事あるごとに
争わせ、敵対意識を持たせることで、教学研鑽や、布教伝道
よりも、別のところに、エネルギーを浪費させた点です。
 そのために、江戸時代が終わりを告げるころ、東西本願寺の
低落は、見るも無残な状況となってしまいました。

 俺は本願寺だ、あいつらは親鸞会だ、なんだかんだと、
団体が異なることを問題にするよりも、最も大切な「宗祖・
親鸞聖人の教え」をこそ、鮮明にすべきではないでしょうか。

 今月より、やや方針転換で、各派の動向にも目をむけ、気に
なることには言及していきますが、宗祖の教えを少しずつでも
掲載していきたいと思っています。
 昨日のも、その助走です。
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男性
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1960/10/31
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