忍者ブログ
世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
[539]  [538]  [537]  [536]  [535]  [534]  [533]  [532]  [531]  [530]  [529
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

蓮の花

 大阪此花区で起きたパチンコ店での放火殺人と見られる事件は、
山口県岩国で、犯人が自首してきて、逮捕されました。
 犯行前後の行動が、目撃証言などと一致したため、警察はほぼ
犯人だとして、大阪へ連行しました。
 詳しいことは、今後解明されていくでしょうが、今わかっているところ
では、「サラ金などに多額の借金があり、人生に嫌気がさし、通り魔
のように、誰でもいいから、人を殺したかった」などと語っているよう
です。
 
 というところまで聞いて、みな、首をひねります。
「人生に嫌気がさす」そういうことは、確かにあるでしょう。生きていく
のがつらい、いやになった、そういう人は、少なくないと思います。
 けれども、次の「通り魔のように、人を殺したくなった」というくだりで
「なぜ?」と思うのです。
  
 なぜ、その方向へ踏み切ったか。おそらくは、第三者には分からない
理由があり、もう、その人の業(ごう)としか、言いようがありません。
 世の識者といわれる方たちは、いろいろとリクツをつけることでしょう。
 そして「なんとヒドい犯人だ」「考えられない凶行だ」と非難するでしょう。
 もちろん、考えられない、ひどい犯行ですが、では、同じようなことを、
絶対やらない自分だと、断言できる人がいるでしょうか。

「さるべき業縁のもよおせば、いかなる振る舞いもすべし」(歎異抄)
  ~縁がきたならば、どんな恐ろしいことでも、親鸞、するであろう~

 宗祖親鸞聖人のお言葉を、ふかくかみ締めたいと思います。
 
◆これは、私だけの感じかもしれませんが、こういう機についてのお話
 というのは、最近のお説法では、聞けないような気がします。

「浄土真宗に帰すれども 真実の心はありがたし
 虚仮不実の我が身にて 清浄の心もさらになし」

「悪性さらにやめがたし 心は蛇蝎のごとくなり
 修善も雑毒なるゆえに 虚仮の行とぞ名づけたる」

「悲しき哉 愚禿鸞、愛欲の広海に沈没し、名利の大山に迷惑して
 定聚の数に入ることをよろこばず、真証の証に近づくことをたの
 しまず、はずべし、傷むべし」

 数々の宗祖のお言葉をご縁として、機の真実をお話しすることが
もっとあってもよいように思います。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
忍者アド
このブログの中を検索できます
最新コメント
[02/07 NONAME]
[05/14 管理人]
[05/13 リーズル]
カウンター
アクセス解析
バーコード
このブログを携帯でご覧になる方は このコードを読ませてください。
プロフィール
HN:
TAXI
年齢:
63
性別:
男性
誕生日:
1960/10/31
職業:
真宗関係
趣味:
音楽・映画・地図を眺める
忍者ブログ [PR]