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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 1966年夏築地別院の呼びかけで、 東京在住の聞信徒が集まりました。
 この時に参加した人達の間から、この集いを続けたいという声が起こり、
翌年1月に東京親鸞会が発足しました。
 会の趣旨は、年齢・性別・宗派を問わず、お寺の門をくぐるには、ためらい
があるが、親鸞聖人に心惹かれる方々のために門戸を広く開いて浄土真宗の
ご縁にあって頂きたいということです。(以上、東京親鸞会HPより)

 こういう趣旨で発足した東京親鸞会でありますが、ダイレクトにお寺へは
抵抗がある、ためらいがある、そんな人向けに開かれた、いわば、フロント
サークルであります。
 どういう形であれ、入り口はどこからであれ、最終的に、祖師聖人のみ教え
に遇っていただければ、尊いことではあります。こういうフロントサークルと
いうのも、現代においては、必要な方便でありましょう。

 さて、7月21日の中央例会では、「妙好人の世界」と題して、五十嵐大策氏
の話でありました。弥陀の本願を喜び、多くの人に感化を与えていった方々
を、妙好人といわれます。
 しかし、その「世界」といわれると、何だろう?と思われる方もあるでしょう。
 宗祖は、正信偈に「凡聖逆謗斉廻入 如衆水入海一味」と仰せであり、
弥陀に救い摂られた人は、一味平等の世界に生かされます。ですから、何も、
妙好人だけの特別な世界があるのではなく、祖師仰せの「無碍の一道」に、
相異はありません。
 ただ、現代社会において、妙好人というのが、はたしてどれだけ認知されて
いることやら。宗祖のお名前さえ知らぬ人もあるご時世、庄松、おかる、等と
名前を挙げても、ハテ?という人が大多数ではないでしょうか。
 現代人にアピールするというのは、このように、なかなかに難しいところが
あるものです。
 
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