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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 アメリカ人の友人から聞きました。
「『歎異抄』の『善人なおもって往生をとぐ。いわんや悪人をや』
という言葉は、アメリカの大学生でも、東洋の格言として、よく
知っています。常識なんじゃないですか」

 ほう、そうなんだ、と思いました。
 ただ、もちろん、そこでいう「善人よりも悪人が助かる」という
ことも、欧米で、神の救いについて、「金持ちよりも、貧乏で苦し
んでいる人のほうが救われる」などと言われることと、関連付けて
理解されているようです。
 おそらく、そうでしょうね。

 善人よりも悪人を救う、と言う。
 しかし、ならば、突っ込みたいのですが、「じゃ、そんな悪人を
造ったのは、神ではないのか」というところです。
 自分が悪人を造り、苦しませておきながら、今度はその悪人を
救うぞ、などというのは、一体どんな神なんだ、と思います。

 さらに、そこでいう「悪人」というのも、宗祖が仰せられた、
「悪人」とは、天地雲泥の差があります。

「一切の群生海、無始より已来、乃至今日・今時に至るまで、
 穢悪汚染にして清浄の心無く、虚仮諂偽にして真実の心無し。
                    (教行信証信巻)
十方衆生の中に、善人は一人もいない、と仰せです。

 このように、字は同じ「善人」「悪人」であっても、宗祖の
仰せられた意味とは、全く異なって流布しています。これは、
このお言葉以外でも、そうです。

 もし、こういう言葉が、ふっと聞こえてきた時には、それを
縁として、本当の「善人」「悪人」とは何か、親鸞聖人の本当
の教えを、伝えるご縁としたいものです。
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1960/10/31
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