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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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三業惑乱
瑞泉寺の門

 智洞の邪説をきっかけに、真宗の道俗がこぞって、
「私はこのように弥陀にお願いした」
「お前はどのように弥陀をたのんだか」
と、三業を詮索するようになり、日本中が騒然となって
いったのである。

 蔓延する「三業安心」の誤りを正そうと、各地から
実力ある真宗学者が立ち上がった。中でも有名な人物が、
安芸(今の広島県)の大瀛(だいえい)であった。
 大瀛は、本願寺へ質問状を送付した。急所を突かれた
智洞は青ざめ、返答できない。大瀛は何回も催促状を送り、
智洞へ法論を申し込んだ。
 相手が、どんな権力者であろうと、真実をネジ曲げる者
には敢然と立ち向かう。
 これぞ、祖師聖人のご精神にかなうものだ。

 さらに大瀛は、本願寺の主張を論破した本を出版、たち
まち、ごうごうたる反響が沸き起こった。ことは未来永劫
の浮沈を決する大問題。
 門徒はその是非を、手次の寺に質す。僧侶同志で議論を
交わす。法座や寄り合いの度に話題となる。
 まるで、日本中、蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。
 かくて、各地の代表が本願寺へ押しかけ、法主に裁断を
迫った。京都は騒然とし、暴力事件、流血事件が続発する
にいたった。
(つづく)

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プロフィール
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TAXI
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/10/31
職業:
真宗関係
趣味:
音楽・映画・地図を眺める
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