聞法会館で「落語会」ってどーなの？

　コンサート、パーティ、料理講習会にと、忙しく使われている
西本願寺・聞法会館ですが、12月1日には、「落語会」が開催される
予定です。

　第５回もんぼう寄席と題して、出演は、桂米二、桂まん我、ゲストに
桂千朝、の顔ぶれです。第４回まで、けっこうな人の入りだったので、
今回も、「これなら人が集まるだろう」と、取らぬタヌキの皮算用か。

　毎度、書いてきたことですが、
「これが、聞法会館のやるべきことなのか」

　親鸞聖人の教えを聞かせていただくための聞法会館が、それ以外の
目的に、どれだけ使われてきたことか。
　こんなことだから、宗祖の大遠忌を名目に募財をしても、出したく
ないと拒否する寺院が表われてくるのです。目的外に使わているので
すから、出すのがイヤになるのは、当然です。

　世上でもあるじゃないですか。
　国民年金のお金が、グリーンピアだの、シーガイアだののレジャー
施設に使われて、しかも大赤字を出して、二束三文で叩き売られている。
　郵便貯金のお金が、メルパルクなんかの箱ものに化けたけれども、
全然収益が上がらず、今度、安値で売却されることになりました。
　出したお金の「目的外使用」に対し、今、世間の目は、厳しくなって
いるのです。

　集めるだけ集めたら、あとはどう使おうが、勝手やないか！などは、
通らないのです。
　聞法会館、ほんとうにこれで、いいのでしょうか。