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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 ある布教使が、本堂へ説教へ出たところ、いつになく
参詣者が少ない。たったの3人でした。
「こりゃ、見ているだけで、寂しいわい」
と思い、目を閉じて、話を続けました。

 しばらくして、入り口の障子戸が開け閉めする音が
聞こえたので、
「ああ、4人目がやってきたか」
とこころの中で、思いました。
 ややたって、また障子戸の開閉音がしたので、
「これで、5人目か」
 さらに、音がしたので、
「6人目か」
と思い、それなら、目を開けて話をしようかと思い、
開けてみると、参詣者は、一人もいなくなっていた。

 何のことはない。
 せっかくの3人の参詣者も、説教者の熱のない話に
あきれて、次々と帰っていった、その開閉音だったの
でした。

「まことに一人なりとも、信をとるべきならば
 身をすてよ」(蓮如上人御一代記聞書)
 たった一人でも、命がけになって、法を説けと、
仰せです。私の先生は、
「冬の寒い日、たった一人の参詣者にでも、汗だくに
なって説法する人があれば、立派だ」
と教えてくださいました。
 
 思えば、宗祖親鸞聖人は、関東御布教中、日野左衛門
の門前で、石を枕に、雪をしとねにやすまれて、済度な
されたのでした。
 その後、日野左衛門は、二十四輩の一人、入西房と
生まれ変わったのでした。
 祖師や、蓮師のみあとに、続きたいものです。

日野左衛門については、こちらに詳しいです。
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男性
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1960/10/31
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