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世界の光・親鸞聖人の教えを世界に! 夢は大きく、現状には厳しい目を!
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 9月22日の朝日新聞でも報じられていたように、宗祖親鸞聖人の
言葉を伝える書といわれる「歎異抄」の解説本が、このところ何冊か
続けて出版され、ちょっとした話題になっています。
 
 真宗大谷派(本山・東本願寺)の研究機関である、親鸞仏教センター
(東京都文京区)では、約10人で研究会を作り、5年間かかって、
「試訳」を機関紙に連載してきました。本山が公式に認めた訳ではない
ので「試訳」なのですが、そうはいっても、同センター名で出したら、
誰だって、お東さん公認の本と、思いますわな。

 さらには、現代、親鸞聖人のことになると、かならず出てくる、作家
五木寛之氏。東京書籍から「私訳 歎異抄」を9月に出版しましたが、
30万、50万と売れた前作ほどは伸びず、朝日の9月22日付け紙面
では「12万部突破の勢い」と書いています。
 この場合、出荷数、すなわち、印刷して、取次(トーハンとか日販)
に送った数を言う場合が多いのですが、それが12万部、ということは、
最近の平均返本率から考えて、売り上げは、せいぜいその6割から7割、
7万から8万、というところでしょうか。
 いえいえ、本屋さんにしばらく置かれて、委託期限切れ頃にどっと
返本されますから、よくて7万、という見通しでしょう。
「突破の勢い」とは、何とも苦しい表現です。

 五木氏といえば、どこにも人生の目的が書かれていない「人生の目的」
とか、蓮如上人500回忌に便乗した「蓮如、われ深きふちより」など、
このところ、仏教関係の本が続いていますが、饒舌に語る割には、宗祖
の教えの誤解や、理解不足が随所に露呈して、少しでも親鸞を知る人か
らは、見放されつつある感じですが、今回の本も、一読しましたが、何
とも苦しい、まさに「私訳」といえましょう。もし親鸞聖人の教えと、
異なるところがあっても「私個人の解釈です」と逃げる手は打ってある
わけです。
 少なくとも、宗祖は、自著には「愚禿釈親鸞」と氏名を明記されて、
著作の全責任は自身にあることを明言されて、まさに身命を賭して執筆
なされたのでした。
 
 ああ、どこかに、本当の聖人の御心、歎異抄の真意をひらいてくれる
書物は、ないものでしょうか。
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